本格復帰は?
実は、斉藤がデビューしてすぐに同じ番組で“共演”していたことがあるという。
「『酒井広のうわさのスタジオ』というワイドショーで、彼女が初代のアシスタントに就いて。私はリポーターをやっていたんです。斉藤さんがアシスタントをしていたのは1年だけでしたけど、番組の華のような存在。
当時は梨元(勝)さんが芸能を担当されていて、ワイドショーがガンガンに攻めていた時代。そんな中で初々しい斉藤さんのことを、スタッフや出演者が“汚してはいけない、変な虫がついてはいけない”なんて話していました」
当時の彼女を思い出しながら、川内さんはこう続ける。
「スタジオですごく毅然とされているんだけど、愛想がなくすましているというわけでなく、本当に純な感じでした。あのときの斉藤さんの、初々しくて清楚な感じは、娘さんの中村アナが受け継いでいると思いますよ」
再婚後は大学院に進むなど、芸能活動を控えているように見える斉藤だが、'21年には30年ぶりにグラビア撮影に挑戦し“還暦ビキニ”を披露して話題になった。
結婚後に芸能活動を控えていた瀬戸朝香が7年ぶりにドラマ出演したり、かとうれいこが26年ぶりにグラビアに復帰したりと、ミドルエイジのタレントの活動再開が最近、目立っている。そうなると、斉藤の芸能界への本格復帰も見えてきそうだが─。
「働かないと生活できない、なんてことはないと思うので、無理して復帰することはないと思います。でも、世の中が彼女を求めるのなら、出てくることは十分にあるんじゃないかな。
娘のことで自身が注目されたけど、母娘共演なんて自分が面白そうと思えば、楽しんでしまうと思います。昔、一緒に働かせていただいた仲間として、そういう形で復帰してくれるのは大賛成です」(川内さん)
60歳を超えても、魅力が衰えていない斉藤。往年のファンは彼女の復帰を喜んで迎えてくれるだろう。