「休みがあるとダメになるので、いらないんです(笑い)」
連ドラへの出演が相次いでいる松下奈緒。先週スタートした『闇の伴走者』では元警察官で、出版界メインの調査員・優希を演じている。
巨匠漫画家の未発表原稿が見つかり、作風に疑問を持つ夫人から依頼を受ける。偏屈だけど漫画編集者としては天才的な醍醐(古田新太)の力を借りつつ、調査を進めていく優希の前に、35年前の迷宮入り事件が浮かび上がる……!
正義感を秘めつつも、クールでまじめなヒロインは、松下のイメージにハマる。
「原作はショートカットなんですけど(笑い)、でも、そう言ってもらえるのはうれしいですね。優希と醍醐は、ある意味、似た者同士。"振り回されてる"って思ってるけど、自分がいちばん振り回している(笑い)。スピード感やバディ感をおもしろく見ていただけると思います」
自信をのぞかせ、ニッコリ。2月に30歳を迎えたが、心境や結婚観などに変化は?
「どうでしょうね。昔は"25歳までに結婚したい"と言ってましたけど、もうそれを超えてしまったので、全然何も思わなくなりました(笑い)」
25歳といえば、出世作『ゲゲゲの女房』に出演していたころ。その後の活躍を思えば、やはり若かりし目標どおりに結婚しなくて正解だったのでは?
「"もししてたら、どうなっていたのかな??"という思いはありますけど、今は作品と出会えることのほうが、ワクワクドキドキするんですよね。それが続く限りは、結婚はいいかな(笑い)」
(作品データ)
連続ドラマW『闇の伴走者』:『MASTERキートン』などの漫画原作・脚本で知られる長崎尚志のミステリー小説『闇の伴走者―醍醐真司の博覧推理ファイル 』をドラマ化。毎週土曜夜10時から BS9(WOWOW)