2月12日、KAT―TUNの亀梨和也が契約満了のため、3月31日をもって所属する『STARTO ENTERTAINMENT』から退所すると発表された。
「亀梨さんの退所と同時にKAT―TUNは解散することも発表されました。メンバーの上田竜也さんと中丸雄一さんは引き続き事務所に所属。3人は、それぞれで芸能活動を続けるそうです」(スポーツ紙記者、以下同)
KAT―TUNは2006年に6人組のグループとしてデビューするも、2010年に赤西仁が脱退。2013年に田中聖が契約解除となり、2016年に田口淳之介が脱退。その後は3人グループで活動していた。
「メンバーが半分になってもグループでの活動を継続できていたのは、人気や知名度が高い亀梨さんの存在が大きかったからでしょう。加えて彼のグループに対する思いは強く、2021年の雑誌のインタビューでも“メンバーとして責任と使命感がある”と語り、上田さんや中丸さんに対しても“同志以上の大切な存在”と打ち明けていました」
個人事務所に加えられた“事業目的”
KAT―TUN愛にあふれていた亀梨だが、その気持ちも少しずつ変化していったようで─。
「解散を報告したファンクラブ向けのサイトには“1年半以上の話し合いを続けていた”と記載されていますが、亀梨さんは2023年の春ごろから、周囲にソロとして独立の意向を打ち明けていたようです」(芸能プロ関係者、以下同)
当時は旧ジャニーズ事務所の創業者である故・ジャニー喜多川氏による性加害問題が表面化。V6に所属していた三宅健や、King & Princeのメンバーだった平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太の3人が退所するなど、事務所の先行きが見えない時期でもあった。
「そのころから亀梨さんはグループでの活動や音楽へのモチベーションが下がっていたそうです。反面、以前から高く評価されていた俳優の仕事に専念したいという気持ちが強くなり、自分で仕事を選べる“独立”という道を考えるようになったとか」
実際、独立に向けた水面下での動きがあったようだ。
「亀梨さんは、2020年に個人事務所を設立しており、当初の事業目的として“タレント業”や“著作権の管理”などを挙げていました。ところが、2024年2月になると会社の事業目的に大幅な加筆をしています。それが“アパレル用品の製造販売”で、加えて“洋食器の製造や輸入”“キャンプ用品の販売や輸入”といった内容です」
新たに加えられた事業は、亀梨の興味関心のある分野と重なる。
「彼は料理好きが高じて包丁や食器にまでこだわりがあることでも知られています。また、以前から若いアパレルデザイナーと親交を深めており、2024年11月からは自身のアパレルグッズやアクセサリーを取り扱うサイトを立ち上げています。このころから事務所には頼らないビジネスを模索していたのかもしれません」
“ギリギリで生きていたい”と歌った亀梨だが、リアルでは着々と独立の計画を進めていたようだ。