デマ拡散騒動も

 しかしながら、座組や進捗状況になど、この調査に関して県は何も発表しないため、実際に調査が進んでいるのか、本当に第三者委員会は立ち上がっているのかと、新たな疑惑が浮かび上がっている。

 さらに、「竹内元県議が誹謗中傷され亡くなったのは、立花氏が発信したデマ情報が起因しているのではないか」という疑いが濃くなり、立花氏に対して非難の声が上がり始めた。

 また、すでに大きく報じられているが、竹内元県議が亡くなった翌日に、立花氏は“竹内元県議は逮捕される予定だった”という情報を流した。しかし、これは兵庫庫県警が完全否定。立花氏の発信した情報はデマだということが分かり、テレビ、新聞、雑誌などの『オールドメディア』がこの件を取り上げると、立花氏に対する批難の声はより大きくなっていった。

《竹内元県議は、昨年9月ごろから兵庫県警からの継続的な任意の取り調べを受けていました》と投稿した立花孝志氏(Xより、現在は削除済み)
《竹内元県議は、昨年9月ごろから兵庫県警からの継続的な任意の取り調べを受けていました》と投稿した立花孝志氏(Xより、現在は削除済み)
【写真】「逮捕してあげた方が良かった」立花氏のとんでもない“デマ投稿”

 TBSの『報道特集』が立花氏にインタビューし、一連の出来事を検証する番組を放送すると、“立花氏をこのままにしておいていいのか”という世間の声はさらに膨らみ、各メディアもこの問題の検証に乗り出している。『報道特集』は追及の手を緩めず、第2弾、第3弾を放送。問題視されている件の情報がどのようにして立花氏の元へ流れ着いたのか、情報を渡したのは誰か、つきとめることに成功した。

 立花氏は二人の県議から情報を受け取っていて、その県議とは、『日本維新の会』所属の増山誠氏と岸口実氏だった。増山氏からは、秘密会で行われた『百条委員会』の音声データを入手。岸口氏は、漏洩されたという文書をある人物から受け取ったが、立花氏には「その場にはいたが手渡してはいない」という苦しい言い訳をしている。しかし、同氏から怪文書を入手したことを立花氏が認めている。

 さらにもう1人、立花氏は同じく『維新の会』所属の白井たかひろ県議に連絡し、入手した情報の裏取りをしたと明かしている。