目次
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ー 再登板で面目躍如? ー 4位は立憲民主党代表の野田佳彦氏
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ー 3位は石破首相が続投
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ー 日本初の女性首相?

 昨年10月の第2次政権発足から半年。石破茂首相が首相公邸で自民党の衆議院議員1期生15人と会食した後「お土産」として1人あたり10万円の商品券を配ったことについて、党内外問わず有権者からも批判が相次いでいる。

「石破さんは人望がないことについて相当焦っています。そんな焦りから新人議員をなんとか味方につけようとしたのでは。法的にはグレーで罪に問われないと思いますが、ますます評価を下げたと言わざるを得ない」(全国紙政治部記者、以下同)

 今年7月の参院選の結果次第では政権が代わる可能性もささやかれている今、女性1000人にアンケートを実施。ネクスト石破は誰なのか─。

再登板で面目躍如?

林芳正官房長官は皇室典範の改正を要求する国連に対し、「大変遺憾」と発言(写真は2024年9月)
林芳正官房長官は皇室典範の改正を要求する国連に対し、「大変遺憾」と発言(写真は2024年9月)

「石破さんの後処理ができるのはこの人では」(宮城県・58歳)

 5位にランクインしたのは林芳正官房長官。岸田前首相の側近中の側近と呼ばれ、昨年9月の自民党総裁選では石破首相に敗れたが9人中4位に滑り込んだ。

「林さんは自民党のイメージアップにはもってこいの人物だと思います。これまでも政権を揺るがすような状況で官房長官に登用されるなど、ピンチヒッターとして起用されてきた。前回の総裁選でも、よどみなく政策を訴える姿が注目を集め、《政策通》として世間に広く認知されたのではないでしょうか」

 山口県出身で9人目の首相誕生となるか。

4位は立憲民主党代表の野田佳彦氏

立憲民主党・野田佳彦(67)
立憲民主党・野田佳彦(67)

「安倍さんみたいに返り咲いての面目躍如を期待する」(広島県・55歳)

 自民党以外からネクストの声が多かったのは、立憲民主党代表の野田佳彦氏。民主党政権最後の首相となったのは記憶に新しいものの、政策を覚えている人はいるのだろうか。政治ジャーナリストは、

「野田さんは野党議員の中ではかなりの人格者で知られています。安倍晋三元首相の国葬の際も欠席に丸をつけたハガキをSNSにアップするなどの非常識な野党議員が多い中、党派を超えて参列し、その追悼演説は高く評価されました。人としての常識的な感覚を持っている野田さんを支持する人が多いのは頷けます。前回は民主党が死に体となった中での首相就任でしたから、志半ばで敗退せざるを得なかった。安倍元首相のように2度目の登板で力を発揮してほしいと思う人が多いのでは」

 松下政経塾出身初の首相となった野田氏。自民党以外で初の再登板首相となるか。