歩道を走ったら6000円

 違反行為の中でも、関心が寄せられているのが、「歩道通行など通行区分違反に対し、6000円」の反則金が課されるというもの。

《歩道取り締まると車に轢かれる自転車増えそうだな》
《自転車乗りたての小さい子どもも車道ですかね?》
《歩道を走行するのを禁止するなら すべての道路に自転車専用レーンの設置をお願いします》
《小さい子供を乗せている自転車が歩道を使うのは、やむを得ないと思います。子供の足が横にくる分幅をとっていて車道では危険だと思います》
《自転車用道路もまともに整備されない、されても路駐で通れなくて車に轢かれそうになるから歩道通ってるのに金取られるの?順序が違くない??》 

 と、納得できないと言わんばかりの意見が多数上がっている。

2024年11月、政府広報オンラインで公開された“自転車の運転者が携帯電話等使用の状態であった場合”の『交通事故件数』の推移
2024年11月、政府広報オンラインで公開された“自転車の運転者が携帯電話等使用の状態であった場合”の『交通事故件数』の推移
【画像】2024年、政府が公表した『自転車事故件数』の推移

「自転車を走行中、大型トラックなどが隣を横切り、ヒヤッとした経験がある人もいるでしょうし、お子さんを後ろに乗せた状態で、車道を走ることには抵抗感を示す人も多いと思います。だからと言って、自転車での事故が多発している昨今、違反行為を認めるわけにもいかない。警察庁は世間の意見に耳を傾け、慎重に協議していく必要があると思います」(前出・全国紙社会部記者)

 改定道路交通法の施行は来年4月の予定。改善の余地はありそうだ。