「稽古が始まってからずっと筋肉痛! 昔サッカーをやっていたので脚には筋肉がつくんです。でも上半身は気をつけないとすぐ“もやし”みたいになっちゃう(笑い)。だからプロテインを飲んだり、ダンベルを使って厳しく筋トレをしてるんです」
瀬戸康史が3年半ぶりにDステの舞台に帰ってきた。主演を務める『夕陽伝』は、古事記をベースに描く、若者たちの青春群像劇。いよいよ始まる本番を前に、刀を手にひたむきな表情で稽古に打ち込む瀬戸の姿があった。
舞台にドラマ、映画と大忙しだけど、たまには息抜きだって必要!
「僕はあまりお酒を飲まないのですが、飲み会が大好き。高橋一生さんとは2人で飲みに行きます。そこに中村中さんが来たり。今年の夏は、竹中直人さんに何度も飲みに連れて行っていただきました。そこに大倉孝二さんや要潤さん、杉本哲太さんとかもいらっしゃって。本当に勉強になりましたし、なにより楽しかったです」
今年はデビュー10周年という節目の年。これまで出会った仲間との出会いは“かけがえのないもの”と語る。
「あっという間の10年間。こっちに出てきたばかりの時は友達も少ないし、人見知りだったし、こんなに続くとは思ってなかった。それに昔は“かわいい”ってよく言われていたんです。でも自分の中では結構“男”な部分が強くて。だから、本当はそういう感じじゃないんだけどなって思いながら、当時はその“かわいさ”と“男”の間で葛藤していました」
しっかり者のイメージの瀬戸くんだけど感情をあらわにしたりしないの?
「僕はわりとため込むタイプ。それで自分の中で解決しようとする。キレたこと? これまで1度もないですね。お芝居で声を出してるから、いいストレス発散になってるのかも?(笑い)」
記念すべき年に主演を務める本作への意気込みはこれまで以上!
「もう、稽古段階でかなり面白いものになるって実感しています。舞台は何よりも“生”っていうのが魅力的。映像では表現しきれないリアルな僕を楽しんでほしいです」
※『夕陽伝』東京公演はサンシャイン劇場で10月22日~11月1日/大阪公演は森ノ宮ピロティホールで11月21日、11月22日
(写真/佐藤靖彦)