少年隊の植草克秀が16年間連れ添った妻との離婚を発表したのは、2010 年の年末。植草には、離婚前から転がり込んでいたマンションに住む女性との間に娘が誕生し、再婚も決意。そこで、前妻に養育費の減額を求める調停を申し立てたのだが、それによって、これまで語られなかった離婚の真相が明らかに――。
「毎月のお金を減らしてくれないか」
養育費の減額を家庭裁判所に申し立ているという植草克秀。実は浮気の真相は植草によるDVということもあり、前妻の友人は怒り心頭だ。
「浮気とDVをして離婚し、その内容をしゃべらないという条件で養育費と学費も決めたのに。浮気相手との間に子どもができたから養育費を減額してほしいなんて勝手すぎます! 仕事が減ったのも、自分がネットゲームばかりをしていて仕事を断るようになったから。それなのに、前回の離婚調停で決定したことを覆そうとしているのです」
現在、毎月支払われている養育費は1人あたり11万円ほどだという。未成年の長男と長女がいるので、合わせて約20万円だ。理不尽な金額とは言えないだろう。植草はというと、B子さんが2004 年に購入した約80平方メートル、2LDKの新築マンションで、生まれたばかりの娘と3人で暮らしているという。
「B子さんの実家は一族でいくつもの会社を経営しています。ご両親とも元モデルで、今は0歳から18歳までのタレントを抱える芸能プロダクションを経営。創業したのは1970 年代で、子役プロダクションの草分け的な存在です」(テレビ局関係者)
本誌が取材を進めると、同社には関連会社が5社あり、書類上ではそのうちの1つはB子さんが代表取締役となっていた。
4月9日の夜8時、植草が高級外車で帰宅してきた。運転手がいるようで、マンションの車寄せに停車すると植草が1人で降り、エルメスのトートバッグから鍵を取り出して中に入っていった。約20万円の養育費が払えないほど困っている様子には見えない。
そこで本誌は植草本人から話を聞くべく、植草が3人で暮らす“愛の巣”のインターホンを鳴らしてみた。しかし、女性の声で、
「は? おウチを間違えていませんか? 私は家政婦ですが。こちらは“タナカ”ですけれど。管理人さんを通してください」
間違いなくB子さんが所有し、植草も暮らすマンションの部屋なのだが、要領を得ないまま、一方的にインターホンは切られてしまった。
本当に養育費の減額が認められることがあるのだろうか。アディーレ法律事務所の篠田恵里香弁護士に話を聞いた。
「1度決定しても、再婚して扶養義務に変更が生じた、子どもが進学した、一方の収入に大きな変動があったなどの事情変更があった場合には、養育費の額の変更を求める調停を申し立てることができます。今回のケースでも、裁判所が養育費の減額を認める可能性は、残念ながらあると言わざるをえません」
法律的には、植草の申し立てに理があるというのだ。しかし─。
「植草さんは子どもができて収入が減ったから養育費の減額を要求してきましたが、実際は会社を持った女性と再婚し、高級車に乗って、毎日ゲームをし、ゴルフをして高級マンションに暮らしています。別れた相手の子どもでも父親なら1度調停で決定したことは守ってほしいのです」(前妻のほかの友人)
植草は、離婚直後のインタビューでこう語っていた。
《彼女に要望したのは、“子どもはちゃんと面倒みてほしい”と言うこと》
ならば、まず自らが責任を果たすことが必要なのは言うまでもない。