「もともと、赤西クンは海外志向が強いんです。全米5都市でソロツアーを行っているし、 2011年にはアメリカでデビューシングルを発売しました。ジャニー社長もアメリカ進出を視野に入れていますから、彼のそういう積極的な姿勢が好きでかわいがっていたんです。多少ヤンチャをしても目をつぶり、むしろかばっているところもありました」(レコード会社関係者)
しかし、2012年に黒木メイサとデキ婚したことは、事務所としては見過ごすことができなかった。予定されていた全国ツアーは中止になり、ファンクラブも解散させられた。 赤西がやろうとしているのはクラブミュージックだが、ジャニーズにいる限り“アイドル”と見られてしまう。
「アメリカで出したCDでは、ヒップホップシンガーのジェイソン・デルーロと組んでいます。クラブでDJが流すようなダンスナンバーに仕上がっていて、アイドル的な要素はまったくありませんね」(音楽ライター)
ただ、このままジャニーズ事務所にいては、自分の思い描く音楽活動のビジョンが見えてこないと考えたのかもしれない。そんな中で迎えた今年の正月、彼の姿はハワイにあった。
「1週間ほどの旅行でしたが、メイサさんや娘さんに加えて弟の礼保さんも同行し、双方の家族も来ていたんです。彼の親友である山下クンや錦戸クンたちも合流したため、“挙式説”も流れました。顔ぶれはそろっていましたが、挙式はなかったようですね」(ワイドショー関係者)
一行はホノルルエリア・ワイキキのビーチからほど近い高級ホテルに泊まり、つかの間のバカンスを楽しんだという。そのときすでに、赤西は“退社”について話していた。
「食事をしているときに、赤西クンが事務所を辞める話になって“もうアイドルは疲れたんだよね……”と、突然漏らしたんです。山下クンと錦戸クンは〝さすがに事務所を辞める必要まではないんじゃないか?〟と説得していました。でも、彼には明確なビジョンがあって、2人も最終的には〝頑張れ〟と応援することになったそうです。つまり、昨年末には、契約解除がほぼ決まっていたんですよ」(赤西の知人)