「キムタクって、テレ朝さんだと単発ドラマでの出演はあったけど、連ドラの主演は初めてになるんじゃないですか」(テレビ局関係者)
昨年の7月クールで放送され、高視聴率を記録したドラマ『HERO』(フジテレビ系)。木村拓哉は、劇中では型破りな検事、久利生公平を演じた。
「人気シリーズだったこともあり、初回視聴率は26・5%、全11話の平均も21・3%と好調な数字をマーク。“キムタクブランド”の強さを改めて見せつけました。しかし、次のクールの『ドクターX』にあっさりとその記録を抜かれてしまった。ジャニーズサイドもショックだったでしょう」(スポーツ紙記者)
自らの数字を破った『ドクターX』の枠に出演するとあって、彼の中でも並々ならぬ闘志が湧き上がっていることだろう。となると気になるのはキャラ設定。これまでも美容師や脳科学者、企業社長などあらゆる役を演じてきたが今回はどんな職業なのか。
「当初は弘兼憲史さん原作の人気漫画『島耕作』を放送する予定だったんです。でも何度も映像化されているし、視聴者にも宅麻伸さんや高橋克典さんのイメージがついてしまっているからと、ボツになりました」(制作会社関係者)
’10 年に放送された『月の恋人~Moon Lovers~』(フジ系)や’12 年の『PRICELESS~あるわけねぇだろ、んなもん!~』(フジ系)でもサラリーマンを演じていただけに、木村が演じる島耕作は見てみたかったような……。
「代替案がなかなか決まりませんでしたが、今月に入りようやく決定。『アイ’ム ホーム』という、’97 年から雑誌に連載されていた漫画が原作で、木村さんはやり手の銀行員を演じます。実はこれ、’04 年に時任三郎さん主演で、NHKですでにドラマ化されているんです。脚本も、前回と同じく浅野妙子氏が務めるそう」(前出・制作会社関係者)
どんな話なのかというと、
「単身赴任中に起こったアパートの火事による一酸化炭素中毒で記憶喪失となり、離婚と再婚などの過去の記憶を失ってしまう。その後、別れた前妻と娘や、今の家族と触れ合う中で“本当の家族とは何か”を見つめ直す過程を描いたホームドラマです」(前出・制作会社関係者)
“銀行員”といえば、一昨年に世間を騒がせた『半沢直樹』(TBS系)のイメージが強いけど、どうやら今回は違うみたい。完敗してしまった『ドクターX』に、視聴率で“倍返し”なるか!?