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3月末の夜11時ごろ、東京・六本木のとあるバーに現れたのは、おひとりさまのイケメン。Hey! Say! JUMPの知念侑李だ。

 

 黒いキャップを後ろ向きにかぶり、グレーのパーカを着ている。バーテンダーの男性とは顔なじみのようで、席に着くやいなや談笑。20分ほどで席を立ったと思いきや、数分後には戻ってきて、手には白いビニール袋を提げていた。

 どこかでテイクアウトしてきたのか、ちょっと遅めの夕ごはんを食べだした。ペロリと食べ終わるとお酒を飲み始め、バーテンダーと再び談笑。熱っぽく話し込んだり、頭を抱えて悲しい顔をしたりと、コロコロと目まぐるしく表情を変える知念の姿がそこにはあった。

 このバーは会員制ではなく、初めての客でも入れる店。この店に、知念は足しげく通っているようだ。

「清水アキラさんがプロデュースしているお店で、次男が経営しています。モノマネタレントとして活動している三男の清水良太郎くんも、お店を手伝っていたことがありました。タレントの卵や若手俳優たちがよく飲みに来ています。なので、知念クンも安心して来ているんじゃないかな。いまや常連さんです。ジャニーズだと仕事柄、飲みに行く店は限られているようで、唯一気軽に飲みに来られる店なんでしょう」(常連客の男性)

 この店は、ドラマ『地獄先生ぬ~べ~』で共演した関ジャニ∞・丸山隆平も常連の店(既報)。しかしHey! Say! JUMPのほかのメンバーは来店していないようだ。

 彼らの最近の活動といえば、グループとしては、4月29日に新しい曲が発表される。メンバー個人での活動も増えており、山田涼介は、公開中の映画『暗殺教室』で初主演を果たした。

 中島裕翔は、昨年のドラマ『水球ヤンキース』(フジ系)で主演を務め、今年は月9ドラマ『デート』(フジ系)に出演。’16 年公開予定のジャニーズ・加藤シゲアキ原作の映画『ピンクとグレー』にも出演と引っ張りだこだ。

 4月には薮宏太が、滝沢秀明が主演する舞台『滝沢歌舞伎』への出演が決まっており、8月にはシンガポールでの公演も控えている。

 ジャンルは異なるが各メンバーたちは俳優業にいそしんでいる。知念はというと、ジャニーズの大先輩・東山紀之とTOKIO・松岡昌宏が’07 年からのシリーズに出演しているドラマ『必殺仕事人』(テレビ朝日系)などに出演。元KAT-TUNの田中聖の代わりとして’14 年から抜擢され、今秋放送予定のシリーズにも出演が決まっている。

 前述のバーに話を戻すと、店内はカウンター席が20席に、VIPルームが2つ。老舗クラブのような内観で落ち着いた雰囲気だ。さらに、バーだがカラオケの設備もある。

 日付をまたいだ夜中1時過ぎ、酔いが回ってきた知念が、ふとマイクを手に取った。店内のテレビモニターに映った曲のタイトルは、徳永英明のバラード『抱きしめてあげる』。知念のほかに、3人いた客たちも「おー、渋いねー」と言いながら、ライブさながらの知念の歌声に酔いしれていた。

 以前、女性ファッション誌のインタビューで“これがあれば天国なモノ”として、《徳永英明さんのアルバム》と答えていただけに納得の選曲でもある。

歌い終わると、客たちが拍手をする中、知念は照れくさそうにマイクを置いた。

「メンバーの中で最年少の知念クンは末っ子キャラ。ジュニア時代から人見知りで恥ずかしがり屋なのは有名。出待ちのファンに名前を呼ばれてもうつむいてしまうほど、照れ屋なんです。そこがカワイイところなんですけどね(笑い)」(知念のファン)