4月16日、テレビ朝日系ドラマ『アイムホーム』が視聴率16.7%の好スタートを切った木村拓哉。
「今クール放送ドラマの中では初回視聴率1位。いちばんのライバルとされる堺雅人主演『Dr.倫太郎』が13.9%だったことを考えると、悪い数字ではありません。今は平均15%を超えればドラマは大成功と言われていますが、キャスト、宣伝、話題を考えるとテレ朝としては20%欲しかったのが本音でしょう」(テレビ誌記者)
西田敏行に及川光博、渡辺いっけいら、同局人気ドラマの常連キャスト陣をそろえ、なおかつ第1話ゲストに香川照之を迎えた。そして普段ならば番組宣伝にあまり出演しない木村が、各番組に軒並み出演してはドラマをアピールした。
「同日には、飛ぶ鳥を落とす勢いの羽生結弦選手が出場した『フィギュアスケート国別対抗戦』をテレ朝が放送していました。その最後にはキムタクがスケート会場に登場するサプライズ。CMを挟まずにドラマ本編に突入するなど、視聴率稼ぎに徹底していましたね」(テレビ局関係者)
そして放送直前、話題の中心となったのが“ヒロイン”上戸彩の妊娠発表だった。
「食事改善やホットヨガなどで温めて、とにかく妊娠しやすい身体づくりを続けてきたそう。有名産婦人科に通ってはタイミング法のアドバイスをもらったりと、彼女にとってまさに念願の第1子です」(芸能プロ関係者)
‘12 年、EXILEリーダーのHIROとの結婚から3年目、妊娠が発表されたのはドラマ放送の4日前のことだった。いわゆる安定期前、3か月だという。
「4月6日の制作発表では、木村さんが上戸さんをお姫様抱っこしたのですが、やたらゆっくりと恐る恐るソッと下ろしていたんです。そのときには彼にも妊娠が告げられていたのでしょう。それにしても木村さんは2作続きで妊婦さんがお相手。“子宝請負人”のようになってしまいましたね(笑い)」(スポーツ紙記者)
『アイムホーム』撮影直前まで、木村は昨年末から映画『HERO』に臨んでいた。そこで共演していたのが3月30日に第1子を出産したばかりの松たか子。前作ヒロイン待望のゲスト出演、加えて身重であることにかなり気を遣ったようだ。
「撮影は冬場でしたからね。特に妊婦さんは身体を冷やしちゃいけないので、すぐに暖がとれるように近くにロケバスやストーブを用意していたそう。木村さんも2度、工藤静香さんの妊娠、出産を経験していますからね。そんなアドバイスもあって、無事に撮影も終了。出産に至ったのかもしれないですね」(映画配給会社関係者)
そして今回、またしても妊婦を現場に迎えた木村。
「早朝や深夜のロケは避けて、昼撮りでスケジュールを調整、上戸さんにストレスがかからないようにしているそう。スタジオでも木村さんが、セット内のちょっとした段差やケーブルにも目を光らせて、対策をスタッフに講じていますね。妊娠3か月とまだまだ油断できない時期なので、木村さんのこまやかな気遣いの一方で、現場を管理する制作サイドの気苦労は絶えませんけどね(苦笑い)」(テレビ局撮影スタッフ)