解散報道で揺れるSMAP。しかし、SMAPの解散が取りざたされたのは、今回が初めてではない。
'14年7月に放送された『27時間テレビ』(フジテレビ系)で司会を務めたSMAPは、「27時間ナショー」というコーナーの中でこの話題に触れた。
「『ワイドナショー』(フジテレビ系)の特別版という体裁で、週刊誌記者や芸能レポーターとぶっちゃけトークを行うなか、香取クンがこれまで何度か解散しかけたことがあったと発言。ツッコまれたメンバーも事実だと認めました。
ただ、香取クンが3、4回だというのに対して、草なぎクンは2回、稲垣クンは1回、木村クンは3回、中居クンは4、5回と、回数については見解が分かれました」(テレビ誌ライター)
最初の危機については、『27時間テレビ』のラストで明らかにされた。脱退した森且行の手紙が読み上げられる場面で、メンバーが感極まる中、香取が「森クンが辞めるって言ったとき、中居クンが解散しようと言ったのが1回目だよね」と話したことからも事実であるといえよう。
それ以外の危機は、いったいどのタイミングだったのだろうか。'96年ごろから木村の独立の噂が流れ、'98年に5人で解散否定会見を開いたこともあった。
「'01年に稲垣が違法駐車をめぐって女性警官にケガを負わせるという事件がありました。傷害事件としては軽いものでしたが、メディアに “逮捕”の文字が大きく躍ったことは衝撃的でした。開催中だった5大ドームツアーは4人で続けることになり、紅白への出場は辞退。解散を考えたとしても不思議ではありません」(芸能プロ関係者)
草なぎが泥酔して、公園で全裸になって騒ぎ、公然わいせつで逮捕された事件も。
「草なぎは'06年から務めていた地上波デジタル放送推進キャンペーンのキャラクターを降板。2人目の逮捕者を出してしまったことで、SMAPに対する世間の目は一気に厳しくなりました」(前出・芸能プロ関係者)
これで3回の解散危機をカウントすることができるが、ジャニーズ評論家の石丸志門氏にも聞いてみた。
「30年もやっていれば、個々がバラバラのタイミングで辞めてもいいかと思ったこともあるでしょう。例えば、香取クンは“両さん”や“慎吾ママ”のキャラでブレイクしたことがあります。アイドルとしての活動とそぐわないと思い、グループのためにも抜けなくてはと思ったかもしれません。
SMAPはメンバーがそれぞれ独自の活動をしているので、個人的な思いを伝える機会も少ない。だから、ワイドナショーでメンバーが答えた回数が食い違うのは当然でしょうね」