今をときめく芸能人にも、上京直後は都会になじめなかった人は少なくない。それは福山雅治も例外ではない。
「東京の福生市内に住み、新宿の宅配ピザ店でアルバイトしていたんですが、店のイメージに合わないとクビになったそうです。原因は、長崎弁丸出しだったことですね。なまりがひどくて、店で〝長崎クン〟と呼ばれていたそうです」(レコード会社関係者)
福山は高校卒業後に地元・長崎で就職するものの、4か月で退社。寝台列車に乗り19時間かけて東京にやって来た。
「“俺はビッグになる!”と言い残して旅立ったとか。所持金は、バイクを売って得た20万円だけ。列車の中ではそのお金を靴下の中に隠して、盗まれないようにしていたそうです。上京してからも貧乏で、1杯70円のかけそばでお腹をふくらませていました」(前出・レコード会社関係者)
大河主演俳優繋がりでいうと、青森県出身の松山ケンイチもすごい。
「ホリプロとファッション誌がコラボしたオーディションを受けに来たんですが、水着審査でなぜかジャージを着用。“水着なんか持ってません”となまりながら言う純朴な姿は審査員のハートをワシづかみ。髪の毛もボサボサで田舎者丸出しでしたが、決勝で髪の毛を切った姿を見てビックリ。こんなにイケメンだったのかと満場一致でグランプリに輝きました」(オーディションに立ち会ったスタッフ)