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 今や映画、ドラマ、CMと、ひっぱりだこの実力派。業界内では“一緒に仕事をしたい俳優ナンバーワン”との呼び声も高い西島秀俊。一体、どんな人物なのだろうか。 最初から俳優志望だったわけではないという西島。高校卒業後は横浜国立大学へ進学した。

「入学してすぐ、大学生活がピンとこなくなったそうです。別の何かをやりたいという気持ちが出てきて、最終的に映画にかかわりたいと思ったとか。とはいえ、そのころは意識して映画を見ていたわけでなく、俳優になったのは自分でも不思議だと言っていました」(前出・テレビ誌ライター)

 先輩にすすめられた俳優オーディションを受けて、合格。デビュー後は映画も「意識して」見るようになった。

「よく行く映画館は中央区にある東京国立近代美術館フィルムセンター、シネマヴェーラ渋谷だそうです。アテネフランセ文化センターなどが上映するマニアックな映画にも足を運ぶそうです。上映期間が短いものが多いので、仕事が詰まっていても、なんとか時間をつくって見に行くんだとか」(前出・映画ライター)

 彼は大劇場より小劇場志向なようだ。映画を見るときにはこんな“マイルール”が。

《座るのはスクリーンに向かって左側のブロック。センター寄りの通路側で、前のほうが定位置。前に座るのは、人がいなくてすいてるからかな。それと、映画が始まる前に絶対おにぎりか何かを食べます。後半になって、おなかがグーグー鳴って集中力が切れないように(笑)》(『MORE』’13 年2月号より)