「中年男性役の中野聡子は短大時代には日本画を専攻。短大卒業後は下着のデザイン会社に就職したそうですが、会社になじめず退社。その後は１年半ほどプラプラしていたとか。（白塗りメイクの）朱美ちゃん役の橋本小雪は、学生のスタッフが制作・出演していた京都テレビの『Go on』という番組に関わったことから、芸能界に興味を持ち、お笑い養成所の門を叩いたそうです」（芸能プロ関係者）
大阪にある松竹芸能の養成所で知り合ったふたり。最初はそれぞれピン芸人として活動していたという。
「でも橋本がひとりでやっていくことに限界を感じ、中野に土下座。中野は半ば断るつもりで“私の身の回りの世話を何でもするなら”という条件を提示したところ、橋本が快諾したため、‘07 年10月にコンビを結成しました」（お笑いライター）
松竹時代は『日本パブリック連合』というコンビ名で活動。このころから深夜の若手発掘ネタ番組『あらびき団』（TBS系）に出演するなど、お笑いファンの間では知られた存在だった。しかし突然、コンビは約2年後に休止してしまう。
「コントに強いこだわりを持つ中野は売れていないころから大量に衣装を購入していたため、百万円単位の借金ができてしまったそうなんです。それでこのままでは事務所に迷惑をかけてしまうと思い、借金をいったんきれいにして再出発しようと、ふたりで松竹を辞めたそうです。芸能事務所の中には勝手に移籍することを嫌うところもあるので、再出発する際も松竹の社員に電話をして“ご迷惑をおかけしましたので、いまさら戻るわけにいきません、ゼロから出発します”と連絡。現在の事務所に所属した際も再度報告をしたとか。彼女たちの律義な性格を表すエピソードですね」（前出・芸能プロ関係者）
