「古巣である“吉本”でのカムバックは難しいでしょう。それによって、いろいろなパワーバランスが崩れてしまうことを事務所は恐れていますからね」(芸能プロ関係者)
1月19日に東京・下北沢の劇場で単独ライブを行い、8年半ぶりに復帰した山本圭壱。吉本が恐れているとはいったいどういうことなのか。
「山本さんは吉本の東京支社から出た芸人ですが、吉本の本丸といえば、やはり大阪。ですから、大阪の上層部たちは、少なからず東京の芸人にライバル意識を持っています。彼は後輩芸人たちにも慕われているので、もし戻ってきた場合、東京が一致団結して強大な影響力を持つ可能性があるんですよ。大阪としては権力を関西に集めておきたい以上、何としてもそれは避けたいでしょうから、復帰についてネガティブなんだと思います」(前出・芸能プロ関係者)
逆に大阪本社としては、こんな言い分もある。
「“山本さんを復帰させるなら、島田紳助さんのほうが先だろう”というのが大阪の根深い思いのようです。確かに、事務所への貢献度で考えればそうかもしれませんけどね」(前出・芸能プロ関係者)
周囲の風当たりは厳しいようだが、肝心の本人は今後の活動にかなり意欲的で、
「今回のライブには手ごたえを感じていたようで、親しい友人たちにも“ぜひまたやりたい”と漏らしていました。でも、やっぱり最終的には『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)に復帰したいというのが本音のようですね」(山本の知人)
『めちゃイケ』といえば、18年以上続くフジテレビを代表するバラエティー番組。山本もかつてはレギュラーとして出演していただけに、思い入れも強いのだろう。そして、その言葉を後押しするかのように、こんなプロジェクトも水面化で動き出している。
「さすがに地上波はまだ難しいので、まずはネット番組の『めちゃ×2ユルんでるッ!』への出演が検討されているそうです。司会であるナインティナインの2人も復帰を望んでますし、当然の流れとも言えるでしょう」(放送作家)
昨年12月に矢口真里が同番組に出演して話題になったが、あれも山本を復帰させるための伏線だというのだ。
「山本さんの登場前に“世間を騒がせた芸能人が出演する番組”というイメージをつけておきたかったんです。その意味では矢口さんはピッタリでした。そのくらい彼には現場からも待望論が出ているんです」(前出・放送作家)