NHK朝ドラの出演で注目を集め、昨年は月9『HERO』で木村拓哉と共演。現在もドラマやバラエティーにひっぱりだこの吉田羊。これまでの役柄とその美貌で“デキる女”のイメージが強いが、ブレイク前のエピソードとプライベートを取材してみると意外な一面が発覚した。
「女優として売れる前、彼女はたぶん、歌手になろうとも思っていましたね。バックバンドをつけてライブをしたり、オリジナル曲のCDも自主制作していましたよ」(無名時代から知る女友達)
もしかしたら歌手として世に出ていたかも、というわけだ。実際、彼女は今、ドラマ『ウロボロス』(TBS系)に出演するかたわら、『オモクリ監督』(フジ系)ではバラエティーのMCをこなすなどの多才ぶり。しかも、年齢を非公表にするなど、謎めいた存在でもある。
そんな彼女の素顔を探るべく、まずは実家に電話をしたところ、母親は
「忙しいので、すみません」と答えてくれなかった。そこで、地元の友人にあたってみると、こんな話が聞けた。
「父親は牧師さんです。彼女も食事をする前は“いただきます”と手のひらを合わせるのではなく、指を軽く組む仕草をしていました。出身校は松田聖子さんが先輩にいた高校。体育祭では、応援団長をしていましたよ」
出身は福岡県久留米市。聖子やチェッカーズなど、芸能人を多く輩出してきた街だ。そんな憧れもあってか、都内の大学に在学中、劇団に所属。しかし、すぐには芽が出なかった。当然、女優だけでは生活できずアルバイト生活で食いつないでいた。
「ホテルの立食パーティーの手伝いや葬儀社で靴札を渡す受付、銀座でホステスもやっていたそうです」(芸能プロ関係者)
会社勤めは考えず、冒頭で触れたように歌手にも挑戦したりした。
「歌がうまくて、カラオケに行けば、98点か99点ばかり。レパートリーも『アメイジング・グレイス』などの洋楽から、中森明菜やドリカムまでと幅広いんです」(前出・女友達)