解散が報じられたアイドルグループ『アイドリング!!!』。同グループ統括プロデューサーの神原孝氏がフジテレビ公式サイトで「まだ正式に発表できる段階ではありません」と、解散については現在調整中であることを発表した。
解散報道を受け、アイドリング!!! を再評価する声が上がっている。
「『アイドリング!!!』はフジテレビのCS放送から誕生したグループ。ピンになったばかりのバカリズムをMCに迎え、'06年からスタートしました。コンビ時代からネタには定評のあったバカリズムですが、MCとしての才能を知らしめたのは、この番組です」(バラエティー番組スタッフ)
アイドルがメインのバラエティーというと、ファン向けのぬる~いものをイメージしがちだが、バラエティー番組としてもかなりハイレベルだったという。
「CS放送ということもあり、実験的な企画が多かったですね。メンバーにダジャレ大喜利をさせて、このダジャレは何故面白いのか? 何故つまらないのか? を同時に分析させるなんて企画は、お笑い養成所の授業で見せたほうがいいと思うほどでした。菊地亜美といった才能を輩出できたのも、ハイレベルな番組作りのおかげでしょう」(芸能ライター)
また“アイドル戦国時代”と呼ばれる昨今のグループアイドルブームも、アイドリング!!! のおかげだという意見も。
「'13年までプロデューサーを務めた門澤清太氏が、'10年からスタートさせたアイドルイベント『TOKYO IDOL FESTIVAL』(通称:TIF)は、昨今のグループアイドルブームを語る上で欠かせません。ローカルアイドルや新人アイドルにとっては、TIFに出るのが1つの目標となっているほど。このイベントがなければ、ここまでの盛り上がりにはなっていなかったでしょう。もちろん、このイベントが開催できたのもフジテレビ発のアイドリング!!! がいたからこそ。解散すれば、同イベントも終了する可能性が高い。アイドル関係者の間では、解散を惜しむ声が相次いでいます」(プロダクション関係者)