高橋はオフィシャルサイトで欠席した理由について、急性咽頭炎、声帯浮腫で歌うことが困難になったためとしているが、NHK関係者によると、その日も撮影に参加していたという。このようなことが重なれば、当然、所属事務所の管理責任が問われかねない事態になってしまうのだ。

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高橋が作詞作曲し長女への思いが込められている
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「事務所としては、ほかの所属タレントに影響が出ることをおそれたのでしょう。しかし、高橋にとっては独立して音楽活動に専念するには絶好のタイミングだったかもしれません。ドラマの役名である“たどころ晋也”で9月2日にCDデビューが決まっていますし、何より『ロード』以来、久々に音楽で注目を浴びていますからね。ドラマの最終回では“紅白”に出場し逃げた妻と娘が会場で喝采するシーンがありました。現実は、妻と娘が戻って来るのは厳しいですが、『紅白』出場はまったくない話ではないでしょう。自局のドラマ出演者をNHKは出したがりますからね」(芸能レポーター)

 かすかな光明が差してきたが、大手芸能プロから独立したことのデメリットもあるという。

「マスコミ対策は個人事務所がいちばん頭を抱えるところでしょうね。特に高橋は離婚裁判を抱えていますから、いろいろと取材対応をしなくてはならない。それを少ないスタッフでこなせるか疑問です。それと、弥彦競輪場のドタキャン問題も頭が痛いでしょう。契約内容はわかりませんがタレント側に責任があれば、多額の賠償請求が行われるケースもありますから」(前出・芸能レポーター)

 そこで、弥彦競輪場の広報担当者に質問すると、

「事務所から謝罪はありました。ですが、基本的にうちがイベントを直接、運営していたわけではないので、話し合いなどはしていません」

 とのこと。場合によっては、問題が長引くかもしれない。だが、影響を及ぼすことになりそうなのは仕事面だけではない。離婚裁判の行方を左右しかねないという見方もある。

「今まで事務所は、夫婦で所属していたので裁判には関わっていなかった。いい意味で無視していたんです。でも、ジョージさんが事務所を出たことにより、これからは美佳さんだけ守ればよくなった。そうなると、裁判で事務所側が彼に不利な証言をする可能性があるかもしれません。現に、ジョージさんの過度の束縛により彼女の仕事に影響が出たことは、1度や2度ではないそうです。第三者である事務所の証言は、裁判所も重く見るのは間違いないでしょう。ジョージさんにとって事務所を出たことは、離婚裁判が不利になるでしょうね」(別の芸能プロ関係者)

 そこで、高橋に話を聞こうと、個人事務所に何度も電話するも不在のまま。メールにて取材を申し込むも、期限までに返事はもらえなかった。現在、裁判記録の閲覧は閉鎖されており、裁判日程すらわからない。“別れたい妻”と“別れたくない夫”の水面下の闘いは今後どんな動きをみせるのだろうか─。