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 7月21日に兵役で入隊し、韓国・京畿道楊州市に部隊を構える第26機械化歩兵師団の軍楽隊に配属されている東方神起のユンホ。

 9月18日、軍楽隊の公務として、楊州市の『綿繊維フェスティバル』に出演。軍楽隊メンバーとともに野外ライブを行った。

 軍楽隊は軍内部のイベントでの演奏のほかに、PR活動として市民イベントに登場するケースも多く、ユンホは9月5日に行われたイベントにMCとしてゲリラ的に登場していた。

 しかし、この日は本来の入隊後“初ライブ”とあって、直前の告知だったにもかかわらず日本人も含めた多数のファンが会場に駆けつけた。

 会場となるナリ公園に、軍楽隊のメンバーを乗せたバスが到着したのは夕方5時30分ごろ。一部のファンがバスを取り囲み騒然としたが、無事にステージ裏に移動。ほどなくしてリハーサルが始まった。

 ボーカルメンバー3人、バンドメンバー4人とともにステージに登場したユンホ。最初の基礎訓練で5キロやせたという噂に加えて、軍楽隊は通常の訓練と並行して演奏の練習をするというハードな部隊。

 ファンの間では体調を心配する声も上がっていたが、本人にやつれた様子はなし。むしろ一層、凛々しさが増した印象。

 その一方で、全員おそろいの上は黒、下は白のジャージ姿に頭は丸刈りというスタイル。

 初めて見る“二等兵チョン・ユンホ(本名)”の姿に一瞬、戸惑いを感じてしまったのも事実。しかし、リハーサルがスタートするとそんな思いも消え去った。

 ファンの歓声が飛び交う中でも、顔をキリッと引き締め、マイクテストから動線の確認まで黙々とこなす姿は、まさに私たちが知っている“東方神起ユンホ”。

 配属後、まだ日が浅いため、階級的にはいちばん下の二等兵だが、ほかのメンバーにキビキビと指示を与える姿は、さながら軍楽隊のリーダーのような風格さえあった。

 ただ、それも当然だったのかもしれない。このイベントで選曲された4曲は『MIROTIC』『HUG』『Dream』『Love in the Ice』と、すべて東方神起の楽曲。

「ユンホをひと目でも見られればと思って来たのですが、まさか東方神起の曲が聴けるとは……。兵役中は無理だと思っていたので本当に驚きました」(日本人ファン)

 リハーサルを見守るファン全員が同じ思いだったようで、1曲ごとに悲鳴のような歓声が上がり、中には涙を見せる女性の姿も。30分ほどでリハーサルを終えると、ファンに簡単な挨拶をして、ユンホはステージを去った。