ドラマ『オトナ女子』(フジテレビ系)に出演中の鈴木砂羽が、撮影現場で衣装着用拒否事件やブチ切れ事件などを起こしているという。
にわかには信じがたい彼女の振る舞い。なぜこんなことになってしまったのか。プロとして感情を抑えることも必要なはずだが、鈴木が苛立ちを募らせる原因が、ドラマ自体にあるとしたら……。
「ドラマの中では、篠原さんと吉瀬さんは“未婚のアラフォー女性”という設定です。でも、実生活ではふたりとも夫と子どもがいます。妻であり、母親であり、幸せな家庭生活を送っていますね。対して自分は、つい数か月前に離婚してしまった。共演する『オトナ女子』たちの幸せを目の当たりにしたら、隠したくても隠せない“嫉妬心”のようなものが出てきてしまっても不思議ではないですよね」(制作会社関係者)
鈴木は'11年に10歳下の俳優、吉川純広と結婚した。舞台での共演がきっかけで出会ったという。
「砂羽さんはずっとキャリアが上ですから、彼は新人劇団員のひとりにすぎません。でも、付き合っているうちに“私が彼を育てる!”と盛り上がったそうです。ただ、結婚してからも仕事に本腰を入れるように見えない彼に苛立ちはじめて、よく吉川さんを叱っていました。砂羽さんは、吉川さんのことが心配だったんだと思います。がむしゃらに女優の世界で生きてきた彼女にしてみれば、彼の危機感のなさは信じられなかったんでしょう」(舞台関係者)
吉川に仕事が入るように、自分の事務所に彼を所属させることまでした。しかし、鈴木の思いは届かない。1度狂ってしまった歯車はなかなか元には戻らず、今年の8月15日に離婚を発表。約4年の結婚生活に終止符を打った。そんな傷心のタイミングで『オトナ女子』の撮影が始まったのだった。
「今年の春から放送されていた朝ドラ『まれ』のときは、同年代の女優さんもあまりおらず、舞台も能登という田舎町の設定。本人の中でもあまり“オンナとしての意識”はなかったのかもしれません。今回はバツイチで3人の息子の母親というリアルな設定です。
篠原さんや吉瀬さんなど同年代の女優さんが周りにいて、自分は年下の男性と恋に落ちる役柄。ロケ場所も都内がメーンですから、自然とオンナを意識してしまったんだと思います。あとは、離婚してひとりになったことで、“仕事に生きる”という思いが彼女の中でより一層強くなったことも、感情が抑えきれなくなった要因かもしれません」(前出・制作会社関係者)
鈴木はNHKBSプレミアムで12月13日に放送されるドラマ『ずっと一緒だよ ~声優・大山のぶ代物語~』での主演も決まっている。女優としての評価は高いのだ。
「今後、スタッフだけでなく共演の役者さんに対して不機嫌な態度をとってしまわないかが心配です。もし撮影に支障をきたすようなことになれば目玉だった3人の“女子会シーン”も見られなくなってしまうかもしれませんから」(前出・制作会社関係者)