昨年12月30日、6年ぶりのオリジナルアルバム『FIXER』をリリースした中森明菜。
米国で極秘レコーディングされたという新作は、ファンの間では好評のようだ。しかし、熱心なファン以外にはアルバムが出たこと自体、初耳だという人も多いだろう。
通常、人気歌手がニューアルバムをリリースする場合、派手な宣伝が行われるもの。
まして、年末は『FNS歌謡祭』(フジテレビ系)や『ミュージックステーション スーパーライブ』(テレビ朝日系)などの大型歌番組がめじろ押しで、本人が出て歌えば宣伝効果は抜群だ。明菜くらいの大物なら引く手あまただろう。
にもかかわらず、そういった話はなし。気になるのは、やはり健康問題だ。
「'10年10月に“免疫力の低下”を理由に無期限の活動休止に入って以降、体調はなかなか回復せず、復帰への意欲はあるものの、同時に不安も抱えているようです。
今回の新作に合わせ、書籍のリリースやディナーショー開催の計画も水面下で進行していましたが、実現にはいたらず。そもそも、このアルバム自体、当初は昨年5月に発売される予定だったんですよ。それが半年以上も遅れてしまいましたからね」(レコード会社関係者)
新作をひっさげ、昨夏には6年ぶりのコンサートが行われる予定も白紙になっていたという。ただ、年内のアルバム発売には、本人が強くこだわったのだとも。
「50歳になる節目の年ということで、どうしても年内に出したいと。メモリアルイヤーに何もイベントがないと、ファンはがっかりするだけでなく、不安にもなりますからね。でも結局、アルバムは間に合ったものの、本人が歌番組に出演しないのでとくに話題にもなりませんでした」(前出・レコード会社関係者)