東京ドームに集まった5万5000人が大ヒット曲『FANTASTIC BABY』を大合唱する中、幕を開けたBIGBANG3度目のドームツアーの最終公演。
V.I「最高に盛り上がっていきましょう!!」
G-DRAGON「みんな遊ぶ準備はできましたか?」
T.O.P「最後まで楽しんでいきましょう!」
昨年11月に今ツアー(日本だけで91万人を動員)の開幕を宣言した場所に再び戻ってきた5人。
熱気を帯びた会場に彼らが姿を現すと悲鳴のような大歓声が! 2月3日に発売したばかりのニューアルバム『MADE SERIES』の収録曲でT.O.Pが「BIGBANGというグループのパワー、エネルギーをダイレクトに感じていただける曲」と語る『BANG BANG BANG』からスタート。
V.I「みなさん、ヤッホー! ヤッホーってうれしい気持ちを表す言葉です」
SOL「山の上で叫ぶ言葉じゃないですか?」
V.I「東京ドームは広いから、元気かな? と思って。みんなヤッホー!(笑い)」
日本語が堪能なV.Iがトークを引っ張っていく。
V.I「このまえ、ある番組で(トレンディエンジェルの)斎藤さんから教えてもらったギャグがありまして。“ぺっ”って言う。みなさんも、すべてのリアクションを“ぺっ”って言ってみましょう。できますか?」
会場からは「イェーイ!」という返事。
V.I「“ぺっ”って言えって言ったでしょ!!(笑い)」
爆笑を誘いながらも、パフォーマンスでは5人がきっちりと魅せる。
「リアリティーを出しながらも、みなさんに共感してもらえるようなわかりやすいメロディーや歌詞を心がけて書いた」(G-DRAGON)
そんなニューアルバムの収録曲を中心に、爆発力のあるパワフルなサウンド&ダンスはもちろん、韓国でデビューして10年を迎える彼らの年を重ねた男の顔も垣間みせた3時間に及ぶ多彩なステージに。
ファイナルとなった今回(2月23、24日)の東京ドームでは、V.Iが「疲れたとき、つらいときに聴くと心がすごく温められるのでは」と語る『LOSER』と、「BIGBANGの新たな側面、アコースティックな世界に浸ってもらえたら」とG-DRAGONが説明する『IF YOU』の日本語曲を初披露した。
SOL「このツアーを始めたのが昨日のようです。もう、最後というのが信じられない。時間がたつほど、みなさんの愛の大きさを感じています」
D-LITE「いまの気持ちを91万人ひとりひとりに手紙を書いて渡したいくらい感謝しています。10年の間にいただいた愛、幸せをみなさんに返したいと思います。任せてください!」
T.O.P「これまで歩いてきた人生のかたわらに、みなさんの笑顔がありました。個人的に、みなさんと一緒にいられるのが、あとどのくらい残っているか正直わかりませんが、みなさんの笑顔は心の中でどんなアートより美しく大きく永遠に輝いています」
G-DRAGON「1日1日、感謝しながら生きています。どのくらいの時間を一緒に過ごせるかわかりませんが、時間が許される限り長く一緒にいたいです」
V.I「夢のステージで歌っていることが、信じられません。これからも全員そろって日本で頑張っていきたいです。また、すごく喜んでくれそうなツアーで戻ってくるから!! なぜなら、みなさんが好きだから」
撮影/伊藤和幸