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左から斎藤工、和田聰宏、ディーン・フジオカ

「ふだんは若い俳優やアイドルに“カッコいい~♪”なんて黄色い歓声を上げている人も、薄着のこの季節になると、“あの俳優が色っぽい”と言ってみたり、危険な香りがする男性に惹かれていたりしませんか? 夏って、いつもとは違うタイプの男性に注意が向いてしまうんです」

 こう語るのは、イケメン評論家の沖直実さん。たしかに、人形のように整った顔をしたアイドルよりも、ワイルドで彫刻のような筋肉の“男くさい”俳優に心を奪われたり、不倫ドラマにハマったりするのってやっぱ夏じゃないですか! 実はこのドキドキ、季節に関係があるとか。

「日光に当たるほど、神経伝達物質『セロトニン』の分泌量が増え、幸福感を感じやすく前向きになります。日焼けの大敵と言われる紫外線も、女性ホルモン『エストロゲン』の分泌量を促進。猫の発情期にも大量に分泌されるもので、メスの本能が呼び起こされるんです」(医療ライター)

 夏は必然的に日照時間が増えるため、魅力を感じるポイントもエロ~くチェンジ。

「過去に斎藤工さんが出演し、'14年の流行語大賞候補にも選ばれたのが、フジ系の夏ドラマ『昼顔』。これもドキドキするような不倫が題材で、斎藤さんの色気がダダ漏れでした」(スポーツ紙記者)

 そんな色気がダダ漏れでセクシーな俳優、フェロモンがムンムンな俳優を“フェロメン”と名づけ、その魅力を大紹介!

"フェロメン"かく語りき

「斎藤くんもディーンさんもご一緒したことがあるのですが、ステキな魅力の持ち主でした。斎藤くんは声のトーンが心地よくて安心感があり、ディーンさんは日本人離れした明るい性格で魅力的。カッコのよし悪しではなく、惹かれる“何か”がありました」

 今をときめく“フェロメン”についてこう語るのは、自身も大人の色香を放っている俳優、和田聰宏。'00年に俳優デビューし、'04年に月9『東京湾景』(フジ系)で主演・仲間由紀恵の相手役に。その後も多くの作品に出演している。その色気にグッとくる、というファンの声に、

「俳優としてはとてもうれしいホメ言葉。“イケメンですね”よりも“色気がありますね”と言われるほうが、中身や演技を見てもらえているように感じます」

 彼が中高生のころに憧れていた俳優が、以前、同じ事務所に所属していた三上博史。

「ズバ抜けて色気があり、カッコいい俳優さんだなと感じていました。以前、映画でご一緒した本木雅弘さんも、身体を鍛えていらして、素敵な色気がありました。運動するとフェロモンが出るっていうじゃないですか。僕もまねをして加圧トレーニングをしてみたんですが、どうにも似合わなかったですね(笑)」

 美容師経験があり、服装にも敏感。20年ほど前は“イケメンに見られたい”と、中性的なファッションに身を包んでいたという。

「当時の流行はフェミニン要素のあるファッション。僕もレディースを着ることがありましたね。そのほうが色気があると言われました。今では無理にカッコつけず、自然体でいるほうが魅力的だと思っています。それでいて、目標に向かって何かと闘っている人は色気がありませんか?」

 現在は、映画の撮影中。プライベートでは父親でもあり、毎日が格闘だと語る。

「撮影現場では、監督と一緒にいい作品を作ろうと闘っていますし、父親として毎日の子育ても大変ですけど充実してます。闘い続けてさらに20年後には、子どもにも後輩にも自然に“色気がある”って言ってもらえたらうれしいですよね」

 来年は不惑の年を迎えるが、日々闘い続けているフェロメンは、さらなる色気を発するに違いない。