話題のアーティストたちが、一夜限りのアレンジで最高のステージを披露する番組『Sound Inn“S”』(BS-TBS・毎月第3土曜・夜11時)。4月16日放送では、大橋卓弥、常田真太郎によるユニットのスキマスイッチが登場。
メジャーデビューから13年。4月13日にはアルバム『POPMAN'S ANOTHER WORLD』をリリースする彼らの素顔とは?
――デビューから13年。お互いに変わった部分はあります?
大橋 昔の記事やインタビュー映像を見ると、とがっていましたね。
常田 昔は触れるものみな傷つける、みたいな(笑)。
大橋 (笑)。でも、デビューして自分たちの音楽を信じているからこそ強がらないと、誰かに否定されそうな気がして。一生懸命だったんだと思います。
常田 昔はガッて行きすぎちゃうこともあったけど、丸くなったというか、年齢を重ねて伝え方がうまくなった部分もありますね。
――あらためてユニット名の由来は?
大橋 とにかく響きだけで決めようと。それで、部屋にあるものを声に出していたら、言葉の響きのよさから“スイッチ”が先に決まって。あとは、部屋が古くて窓などに隙間ができていたのを見て“スキマ”にしようと。
常田 でも僕、まだ“スキマスイッチ”って慣れないです。新聞のラテ欄で見ると違和感が(笑)。
大橋 普通になじんでいる方もいらっしゃると思いますが、正解かと聞かれたらわからないです(笑)。
――これまで影響を受けたアーティストはどなたですか?
常田 槇原敬之さん。音楽を始めたきっかけとして、槇原さんは僕のベース。あと、歌詞のスゴさに驚いて影響を受けました。
大橋 僕は洋楽ではビートルズ。あとは、B’zさんやスピッツさんなど、学校のクラスでも人気だったJ-POPの方々です。ミスチルさんなんて新譜が出たら今でも聴きたくて買っています。
――そして、待望のアナザー・ベストアルバムが発売されます。
大橋 簡単に言うと、カップリング曲=アナザーワールドを集めたベスト盤。僕らにとってアナザーワールドは実験室。楽器や曲の書き方など、いろんなことに挑戦しているんです。違う部分を垣間見てもらえたらうれしいです。
常田 アナザーワールドの世界観が土台となり、表題曲につながっていくこともたくさんあるんです。いま僕らがやりたいと思ったものを、一番早いレスポンスで作ったものが並んでいるアルバムでもあると思います。少しでもスキマスイッチのポテンシャルに興味がある方は、満足していただける仕上がりになったと思っております。
撮影/佐藤靖彦