母親たちに衝撃を与えた北関東の連続母親自殺事件は、4月で発生から1年。ママ友が“ブラックママ友”へと変貌し、LINEなどによるいじめから2人が命を絶つという痛ましい結末に。
「ママ友いじめは、ママカースト化とともに年々エスカレートし、ますます深刻化しているようです」
そう語るのはマナー講師の諏内えみさん。“ママカースト”とは、夫の年収、住まいなどによってママの間に序列ができること。
その階級によってボスママ=ブラックママが出現し、いじめや嫌がらせなどを扇動。芸能界でも同級生ママ同士のトラブル報道が、いまだに尾を引いているよう。
「ただ、ママトラブルのきっかけは、被害者側にもあることも。ママ友が離れていったり、急に態度が変わったときは、自分にも原因があるのでは? と自己分析してみることも必要です」
【タイプ別ブラックママ図鑑】
ママ界に生息するデンジャラスなボスママ3種
タイプは違えど、どれも危険なボスママ。ママ友仲間を牛耳る存在がいたら、どのタイプかチェックして対策を。
■ブルドッグTYPE
強引さと腕力でボスに成り上がったタイプ。嫌みを言ったり、気取った態度はとらないが、有無を言わせぬ統率力でママ会を仕切る。
☆こう付き合う
ガキ大将的なボスママには、目をつけられないのがイチバン。目立たぬように振る舞い、イエスマンでいましょう。
☆これはNG
「でも」「だけど」など口答えや言い訳は絶対ダメ。自分を否定されたと感じた瞬間、標的に。
■プードルTYPE
夫が高収入だったり、地元の権力者だったり、ダンナのふんどしでボスママに君臨しているタイプ。高飛車な態度でママ会のトップに立つ。
☆こう付き合う
プライドが高く優越感を感じたいタイプなので持ち物や身なり、生活スタイルを褒めてあげるとスムーズな関係に。
☆これはNG
「私も持っている」「あのママと同じ」は禁句。特別感を傷つけたとたん、強烈な返り討ちにあいます。
■柴犬TYPE
一見、愛想がよく、引っ込み思案なママにも声をかけ仲間に入れてあげる面倒見のいいボスママ。表面上は気さくだけれど、1度怒らせると危険。
☆こう付き合う
面倒見のよさを装いながらボスの座に君臨しているので、何事も報告・相談をし、常に感謝の気持ちをアピールして。 ☆これはNG 決め事はボスママの意見を尊重。「私はこう思う」などの発言は控えて。出る杭は必ず打たれます。
イラスト/シライカズアキ