「まさかこんなところを歩いているなんて思わなかったのでビックリしましたよ。逆に“いるはずがない”という場所なので周りで気づいている人はほとんどいませんでした」(目撃したファン)
8月中旬の昼下がり―。キャップを後ろかぶりにして、無地の白Tシャツと黒いジーンズという、ラフな出で立ちで原宿にあるジャニーズショップの前を通りすぎていったのがV6の森田剛だったから、目撃者が驚くのも当然のこと。
「森田さんは8月29日まで、主演舞台『ビニールの城』に出演しており、ちょうどこの日は休演日だったようですね」(スポーツ紙記者)
同作の演出は、今年5月に肺炎による多臓器不全でこの世を去った、演出家の蜷川幸雄さんが務める予定だった。
'10年の寺山修司原作『血は立ったまま眠っている』以来、これまでも何度か舞台を一緒にやってきた森田と蜷川さん。5月に同じV6の井ノ原快彦が司会を務める『あさイチ』(NHK)に出演した際には、こんなひと幕も。
「亡くなった蜷川さんのVTRが流れたあとに映像がスタジオに戻ると、森田クンは涙を流していました。蜷川さんは彼の演劇人としての才能に惚れ込んでいたというのもあり、2人は強い絆で結ばれていたようですよ」(テレビ誌ライター)
話を冒頭に戻そう。その後、変装もしないで森田は原宿駅前を堂々と歩いていく。人通りが多く、若者でにぎわう原宿。女子数人に「あっ!」と後ろから指をさされても気にとめず、近くの駐車場に止めていた高級外車へ。3分ほど車を走らせて向かった先が、某有名セレクトショップ『R』。