爽やかな秋晴れで、スポーツを楽しむのにうってつけだった10月下旬のとある週末。東京・明治神宮野球場は、大いに盛り上がっていた。
「六大学野球の'16年秋季リーグが行われていました。その日が特に盛り上がっていたのは、明治大学が立教大学に勝てば優勝が決まるという大一番だったからです」(観戦した大学生)
六大学野球とは明治、立教のほか、慶應義塾大学、早稲田大学、法政大学、東京大学の6校で行われる野球リーグ。北海道日本ハムファイターズに在籍する斎藤佑樹投手が早大在学中は、3万人超の観客が押し寄せたほどの人気だ。
「1925年から、90年以上続く伝統あるリーグです。どこの学校もたくさんの生徒が駆けつけるので、応援席でのパフォーマンスも迫力がありますよ」(応援に訪れたOG)
特に優勝がかかったこの両日の試合は、両校ともに応援に熱が入っている。そんな中、観客席でも黄色い声援を浴びる“明治大学OB”がいた。