夢のような時間はアッという間に過ぎ、宴も終盤に。そして最後の挨拶の中で、観月は恩人への感謝と今後の“おねだり”を口にした。

「今日はウチの事務所の社長が私の誕生会に来てくれました。20歳以来だから20年ぶりです。社長から“ビューティーフォーティー、40歳は美しいんだ”と。

　社長は私と出会ったときから“おまえの歌が好き、声が好きだ”と言ってくれていたんです。そして社長が死ぬまで、私の40代、50代、60代を面倒見ると約束してくれました!」

　さらに、彼女のバースデー演説は続き─、

「主演女優やドラマの主題歌、CMソングもやらせてもらって、ここまで上り詰めた軌跡は、この社長!　平哲夫が作ってくれたんです!　まぁ、ちょっとばかりの私の努力もあるんですけどね（笑）」

　深夜0時まで続いた誕生日会。平氏を先に送った観月は会場に残り、最後まで参加者ひとりひとりに挨拶。事務所とタレントの亀裂が世間を騒がせた'16年だったけど、このふたりの絆は心配なさそう。