希望通りにいかないからこそ、ドラマティック
――とはいえ、ニュースにもなった『世界に一つだけの花』購買運動や署名運動、解散に関する著名人の発言など、長らくSMAP周辺の話題も取り沙汰されましたが、これらに関してはどう思いますか?
高須「人気ドラマの展開と同じだよね! “この人と結ばれて!”って思ってもうまくいかなかったり、そうそうみんなの希望通りにはいかないからこそ、ドラマティックなんだよ。でもこの解散は日本の芸能史に残っただろうし、メンバーも老いた姿を見せながら活動するより、個人の能力を発展させた方がいいでしょう。というわけでボクは解散支持派でした」
――では、解散は悲しいアクシデントではなく、喜ばしいことだと?
高須「そう! 何年かしたらメンバーにとっていい思い出になるなんじゃないの? そうしたら、またみんなで連絡取りあってさ、フォーリーブスみたいに忘れたころに再結成! なんて展開もあるかもよ」
――長くSMAPとして活動していたので、メンバー同士は兄弟のような存在だったのかな、なんて外野は思いますが、高須院長から見て5人の関係はどんなものだったと推測しますか?
高須「ダークダックスみたいに大学の仲間とかで集まったわけでもない、要は事務所都合の人工的な集まりでしょ? それって接着剤的な存在がないとあっという間に崩れるものだと思うんだよね。それが例のIマネージャーだったんじゃないのかな。要がなくなるとバラバラ~! みたいな。兄弟や家族みたいにほっこり、は現実にはないでしょ!」
――では、これから個人で活動していくSMAPメンバーに一言お願いします!
高須「君たちは今までサナギだったんだよ! だからこの解散は脱皮!! これから蝶として羽ばたくのを楽しみにしています。それで、還暦になったら赤いちゃんちゃんこ代わりに赤のスーツなんか着て、年を重ねたかっこいい姿で再結成しちゃってもいいんじゃない!」
<プロフィール>
高須克弥(たかすかつや):1945年愛知県生まれ。高須クリニック院長。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。脂肪吸引手術など世界の最新美容外 科技術を日本に数多く紹介。金色有功章、紺綬褒章を受章。『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)、『筋と義理を通せば人生はうまくいく』(宝島社)。最新刊は『ダーリンは70歳/高須帝国の逆襲』(Kindle版)高須クリニックオフィシャル人生相談 Twitterアカウント@yes_jinsei