独立の話は、解散発表前から取りざたされていた。“芸能界のドン”と接触したという報道もあったが、新事務所の設立、運営は簡単なことではない。

中居の司会のスキルは評価が高く、今後も変わらずオファーが来るでしょう。問題はほかの3人です。ジャニーズ事務所の手前、テレビ局は、独立した彼らにすぐに仕事のオファーを出すことはできない。3人を預かる身としては、道を模索していかなくてはならない中居は、これから頭を悩ませることになるかもしれません」(前出・芸能プロ関係者)

 『スマスマ』最終回が、これから彼らが歩むことになるイバラの道を示していた。

「視聴率23%というのは、バラエティー番組としては大成功。でも、かつては30%も記録したお化け番組です。国民的グループのフィナーレとしては物足りない数字でしょう。

 最後の5人による『世界に一つだけの花』も録画放送で、メンバーによる解散に至る経緯の説明や挨拶などもなし。最後まで解散撤回を願っていたファンもモヤモヤしていることでしょう。

 長きにわたって支えてきたファンをないがしろにするような誠意なき最後にも映りました。中居が歌唱後に流した涙は、そんなSMAPが中途半端に終わってしまったことへの悔し涙と、ファンへの謝罪の涙だったのかもしれません」(テレビ局幹部)