「いま、この瞬間の僕を感じてほしいです」

──そうなんですね(笑)。雪が舞っているジャケット写真もありますが、雪の日の思い出ってありますか?

「5年前のクリスマスだったと思います。韓国で降ってきた雪を見ながら、今回のアルバムにも収録している『I LOVE U,YOU LOVE ME』を作りました。まさに“Winter 一人”で(笑)。年末を僕のように寂しく過ごしている人がいるはずだ、じゃぁイベントをしようと思って、韓国でクリスマスイベントを開催するようになりました。去年で、4回目です」

──そんなテギョンさんなら、女心もよく理解しているはず。

「すみません。なかなか、わからなくて……。誰かに思いを抱いているけれど、うまく届かない気持ちは、どんな男性でも経験があるんじゃないかと思います。それは、僕自身も同じで」

──ちなみに、イベントや記念は大切にしますか?

「う〜ん。相手によって変わると思います。すごく大切にする人であれば、きっと一緒にお祝いすると思うし、そうじゃなかったら、そうじゃないだろし……。

 例えば、自分の誕生日が近づいてきたら口に出すんです。“もう少しで誕生日なんだ”って。“とくに欲しいものはないから、おめでとうって言ってね”と、自分から。同じように、友達にも誕生日だったら言ってねと伝えています。それと、僕のファッションセンスはみなさん、ご存じだと思います(独特な服装で“ファッションテロリスト”と呼ばれることも)。相手が喜ぶものをプレゼントしたいので、なにが欲しいかをちゃんと聞きます(笑)」

──最後に、今回のアルバムはどんな作品に仕上がったと思いますか。

「いまの自分をうまく表現できたんじゃないかと思います。カッコいい部分もあれば、悲しい面も、楽しいところもある。リード曲の『Winter 一人』は、悲しい曲ではあるんですが、その中にちょっとコミカルな部分も入っている。そういう部分が僕らしいというか。いま、この瞬間の僕を感じてほしいです」

──メンバーには、もう聴いてもらった?

「はい。『Winter 一人』は、2PMのみんなとオーストラリアにいるときに、車の中で聴いてもらいました。みんな、不思議な感じがする曲だねって。それと、音楽的に、成長したと言ってくれました」

──自分でも成長したと思いますか?

「はい。成長してなかったら、このアルバムはなかったと思います(笑)」

「僕が、今回のソロアルバムで表現しているものに、じっくり耳を傾けていただきたいです。これから先、しばらく会えない時期がきたとしても“どんな姿で、またテギョンに会えるかな”と、さらに成長した姿を期待して待っていてくださいね」