【トレンド】高級炊飯器市場がアツい
トレンドでは“ごはん戦争”が勃発寸前。商品ジャーナリストの北村森氏は、「高級炊飯器市場で名古屋VS東京の精鋭メーカーが対決し、大旋風を巻き起こす」と予測する。
「鋳造メーカーの愛知ドビーが昨年12月に発売した『バーミキュラ ライスポット』は予約販売から約1か月半で予約台数1万台を突破。この数字は驚異的です」(北村氏)
鍋で炊くごはんはおいしい。プロの料理人が張りついているように、ワンタッチで火加減を調整してくれるのがミソ。
「発売直後に入手してテストしたところ、おいしいごはんが炊けるだけでなく、ローストビーフを焼くと美しいロゼになり、野菜は水を1滴も加えず煮炊きできました」(北村氏)
同社広報によれば、増産を予定しているというが「手作業の部分があり、現在4か月待ち」だという。
「東京の家電メーカーのバルミューダが発売予定の炊飯器にも注目です。同社の『ザ・トースター』はスーパーで安売りしている食パンがホテルのトーストに化ける。普通の炊飯器は出してこないはず。大手メーカーも黙っていないでしょう」(北村氏)
【トレンド】お菓子、カップラーメン、スマホ…
その他の食品でもメーカーや流通が工夫を凝らした商品が続々。
親しみのあるお菓子の変化球を味わえると話題を集めているのは、ブルボンが昨年8月に発売した『ルマンドアイス』。新潟、富山、石川、福井の4県のみでの限定販売ながら、「想像以上の売れ行きだった。今年は販売エリアを広げたい」と同社広報。
セブン&アイホールディングスは、ミシュラン一つ星をとった東京・巣鴨の『Japanese soba noodles 蔦』の味を再現したカップラーメンをセブン&アイグループ各店で1月9日より販売する。
「閉店した店や、遠方の有名店のラーメンを今年も商品化していく」(同社広報)方針だ。
スマホはどう進化するか。ITジャーナリストの法林岳之氏は「望遠と広角の組み合わせなど2つのカメラが搭載されている機種が出てきました。iPhoneの新型は液晶よりも明るい有機ELがディスプレーに採用されるといわれています」