背景にあったのはやはりSMAPか
その背景には、同舞台の期間中に解散したSMAPにまつわる裏事情があったそう。
「KinKi Kidsや滝沢さんはジャニーさん預かりの“舞台班”。TOKIOや嵐、関ジャニ∞などは“テレビ班”と言われています。このテレビ班の中でも、かつてはSMAPなどを担当するI元マネージャー班と、嵐などを担当するJ副社長班に分かれていましたが、このことは業界のタブーとされていました」(芸能プロ関係者)
2つのテレビ班については共演することもめったになかったため、テレビ業界やファンの間では“派閥”がささやかれていた。しかし、SMAPの独立騒動によって明るみに出てしまった。
「もともと、Kis-My-Ft2やSexy ZoneもSMAPと同じI元マネージャー班の預かりでした。だから、嵐やTOKIOと同じテレビ番組で共演することもかなり異例だったんです。
今回はそんな壁を取っぱらい、事務所の全デビュー組が後輩の舞台に駆けつけることで、“SMAPなき後、ジャニーズ事務所に派閥なし”と、事務所内の統制が取れているという矜持を大々的に誇示したかったのでしょう」(前出・芸能プロ関係者)
松潤のすべてのグループを網羅した演出は『ジャニアイ』のもうひとつの意図にものっとったわけだ。その日のステージを客席でジッと見つめていたのは、濃ゆ〜い面々。
「客席にはメリー喜多川副社長と、彼女と親交の深い黒柳徹子さんが訪れていました。さらには、近藤真彦さんの姿も。せっかくの舞台でしたけど、すごく“事務所の圧”を感じちゃいました……」(前出・当日観劇したファン)
舞台裏で静かに起こっていた“帝劇の変”。この一体感はいつまで続く……?