『めざましテレビ』(フジテレビ系)の料理コーナー『ローラの休日』で、ローラが披露したあるレシピが今、女性たちの間でブームになっている。
「ご飯の上にかいわれ大根を敷き、ブリの照り焼きと卵黄、ごまをトッピングした一品で、名前は“ふわぶり丼”だそうです」(料理誌ライター)
料理上手な彼女だけに、しょうがで臭みをとったり、ソースを入れる前に焦げないようにいったん火を止めるなど、細かい配慮もばっちり。
料理家のみないきぬこ氏も絶賛している。
「大きい深めの丼に盛りつければ、カフェなどで出てきても違和感がありませんよね。天丼、かつ丼といった男飯とは違って、ブリという魚ですし、女性も受け入れやすいのではないでしょうか」
人気の理由はほかにも。
「ブリの切り身をさらに小さくひと口大に切っていて食べやすいですし、断面が増えるぶん調味料と絡みやすいです。よりご飯がすすむような味つけだと思いますよ。またご飯とブリの間に野菜を敷いているので、バランスよくさっぱり食べられると思います」(前出・みない氏)
見た目やお手軽さもさることながら、美容や健康によい成分がふんだんに含まれているというブリ。管理栄養士の鶴田麻里子氏にこのレシピのポイントを聞いてみた。
「特に良質な脂質が入っているのが特徴です。脂質というと悪いイメージがありますが、あまり油を断ってしまうと、肌がカサカサになってしまいます。ブリには、肌のうるおいのもとになるDHAやEPAなどの必須脂肪酸が多く含まれています」
脂肪の代謝を促すビタミンB2もあり、くわえて、カルシウムの吸収を促進するビタミンDも豊富だそう。
「40代〜50代は、女性の月経が終わって閉経し、骨密度が少なくなり、骨粗しょう症を発症しやすいです。ビタミンDは、その予防が期待できます」(前出・鶴田氏、以下同)
ブリの部位によっても栄養価が異なるようで……。
「皮の近くにある灰色っぽい血合いには、鉄分がたくさん含まれています。吸収率が高く、肌のくすみやくまの予防になります」
それだけじゃない!
「タンパク質も豊富に含まれているので、運動を合わせて行うことで筋肉の維持と基礎代謝の維持が見込めます」
う〜ん、スゴい!! 最後に、ブリブームの“生みの親”ローラ本人に聞いてみると、
「すごくうれしいです。ブリが本当に大好きで、丼にすることで見た目もかわいく、美味しく作ることができます」
さらに、うまく作るコツを教えてくれた。
「真ん中に黄身をポンッと入れるだけで、本当に華やかになるので忘れないでね。そして、少し濃いめの味つけもポイントです」
忙しい人にもうってつけ。美容と健康に“オッケー”なブリを食べるとローラみたいにきれいになれるかも!?