「最近、警察官の役が多くて。立ち方や所作が、時代や部署によっていろいろ違うんですよ。今、いい意味で警察についてのいろいろな知恵は誰よりもあるかも(笑)」
茨城出身の警察官で、赤坂5丁目の派出所勤務。行方不明になったみね子(有村架純)の父・実(沢村一樹)を探す手助けをする綿引正義を演じている竜星涼(24)。現在放送されているドラマ『小さな巨人』(TBS系)や、映画『22年目の告白-私が殺人犯です-』(6月10日公開)でも刑事を熱演している。
「どの作品も、本当にみんなで作り上げていることを実感できる現場なんです。自分を絡めたチームとして、そう感じることができるのは、いい作品になっている証拠なのかな、と思います」
朝ドラは初出演。これまでも何回かオーディションを受けたという。
「今回で3回目くらいですね……。役をいただけてうれしかったです。おばあちゃんが唯一見ていたドラマが朝ドラでしたから、もう少し早く出演できていれば、今は亡きおばあちゃんに見せることができたかな、と思います」
5月6日放送分では、突然、寮を訪ねてきた正義に乙女たちはザワザワ……。
「乙女寮のシーンでは、スタッフさん以外で男は僕だけで(笑)。女の子同士の中には入りづらくて……。そんなときに話しかけてきてくれたのが架純ちゃん。もしかしたら、僕が助けを求めるオーラを出していたのかもしれませんけど(笑)」
休日返上で実の足跡を追う綿引。その行動や、みね子との喫茶店での“デート”でいい雰囲気を出していたけど、やっぱり恋愛感情が芽生えている?
「最初は、妹のような存在というか、本当に“どうにかしてあげたい”という親切心だったと思うんです。でも、同じ故郷の出身で東京で唯一、本音で話せるのはみね子だけじゃないですか。綿引にもこれから、ある転機が訪れますが、好きという気持ちに傾いていくのもいいんじゃないか、って」
自分自身、みね子みたいな子がそばにいたら?
「男はみんな、ああいう無鉄砲というか、放っておけない子は応援したくなるんじゃないかな。僕も何かに対して頑張っている子は、見ていて、いいなと思います(笑)」
パリコレでモデルデビューを果たしたくらいファッション好きな竜星。お気に入りのアイテムは?
「サングラスですね。いろいろな種類のアイウエアを持っていて、もうコレクションになっています(笑)。先日は、だいぶビンテージのものを買って、レンズを黄色にカスタマイズしました」