笑顔で元気になれる! 意外とフリは覚えやすい
記者が参加したクラスは、30~40代前半のメンバーが多く、50代は記者だけ。ドキドキだったが、ストレッチに十分な時間をかけるので、身体にはムリがない。骨盤矯正やピラティスの指導も行っている井尻さんは、チアのレッスンにもそれらを取り入れていて、身体づくりもしっかり行える。ストレッチの後は、いよいよチアの基礎。
「ハイV(ブイ)! ローV! Tモーション!」
次々とアームモーション(腕の動き)を行っていく。キレイに動くのは難しいが、形は意外と覚えやすい。
アームモーションを覚えたら、足の動き。チアの醍醐味、ハイキックを練習。ひざを正面に向けて曲げて、足先を軸足のひざあたりにもっていくのがパッセ。その足をいったん下ろして、前方にハイキック! これを隣の人と肩を組んで行う。これぞチア!
動きの基礎を練習した後は、ステップを組み合わせて、短いコンビネーションを行う。劣化した頭で覚えられるかどうか心配だったが、基本動作の組み合わせなので覚えやすい。
コンビネーションを覚えたら、いざ、曲をかけてスタート。
「最初は好きなポーズを2つ!」
好きなポーズ? チアのポーズがよくわからない記者は先生をガン見すると……色っぽ~い♪
「私のチアダンは、クール、キュート、セクシーがモットー! チアリーディングと違って、大人だからこそできるダンスなんです」
記者もその気になってセクシー(?)にポーズ。「ハイ! ハイ!」と声を出しながらハイキック。隣の人の背中に片足をのせたチアならではのポーズで、顔を正面に向け笑顔でキラリ☆ 最後は中央に集まってポーズ。やった、50代でもできた!
「応援するのが目的のチアダンスですから、笑顔で元気が基本です」
やっていくうちに、どんどん元気が出てくるチアダン。おばさんだからとあきらめないで、興味があったら挑戦してみるべし!
取材・文/山崎ますみ
<教えてくれた人>
井尻百百子さん◎4歳からクラシックバレエを学ぶ。JAL国際線客室乗務員として7年間乗務。会社からのスカウトを受け、JALチアダンスチームに所属し、海外にて多数企業イベントに出演。その後、アメリカンフットボールチアリーダーを経て、2012年、CCチアダンススクール設立。公式HP/http://www.cc-cheerdanceschool.com/