かつて香取と草なぎ剛は自身のラジオ番組をビクタースタジオで収録。また'01年に稲垣吾郎が公務執行妨害で逮捕された事件の謝罪会見を行ったのも同社会議室だった。
そして中居がエイベックスに所属する『舞祭組』の楽曲を制作していたのも、ライバル会社のビクターだったという。
「“ジャニーズ所属”というよりも“ビクター所属”と言っていいほどですね。そんな彼らをサポートしてきたのがSルームというわけです。しかし25年以上活動していたSルームが、このたび解体されてしまったのです。
昨年からプロデューサーやチーフマネージャーらスタッフが、続々と他部署へ異動していました。
そして昨年末にリリースされたラストアルバム『SMAP 25 YEAS』から半年、販促や特典企画も6月末で終了します。これでSMAPに携わるSルームの役目はすべて終えたのです」(レコード会社関係者)
たしかに昨年の騒動下では新曲リリースもコンサートも企画することはできず、しまいには解散発表とあっては仕事のしようがない。精鋭らを“遊ばせておく”わけにはいかないのは当然だ。解体はやむなしといったところ。また、チーム内ではこんな不信感がもたれていたとも。
「窓口やパイプ役となっていたIさんが辞めてしまったためか、解散に関する情報がビクターのもとには降りていなかったというのです。
連日報道されていたニュースやスポーツ紙などを見て、事の成り行きを見守るしかなかったといいます。ジャニーズ事務所の対応に不満を募らせていたとしても不思議ではありませんよ」(前出・レコード会社関係者)