「次の皇后」である皇太子妃・雅子さま(53)。病気療養が始まってから、14年になろうとしているが、この4月には13年半ぶりに負担になるとされる和服で「園遊会」にご参列。

 直後の「大相撲夏場所」初日の観戦にも和装で臨まれていた。ところが、5月末ごろから風邪でダウン。

両陛下から引き継いだ高齢者施設の訪問、石川県の『みどりの愛護』、デンマーク訪問など参加が確実視されていた公務を続けてご欠席。病状悪化への懸念が広がりました」(宮内庁担当記者)

 しかし、7月11日から秋田県で開かれた「献血運動推進全国大会」には泊まりがけでお出かけになった。当初は式典の参加だけと思われたが、地元の小学校も視察し、元気なお姿を見せられた。

「今回は、昨年11月以来、8か月ぶりの地方公務となりました。7月下旬から南東北などで予定されている『インターハイ』開会式などにも出席できれば、雅子さまのご体調は戻りつつあると言えるのではないでしょうか」(皇室ジャーナリスト)

 学習院女子高等科に進学され初めての夏休みとなる長女・愛子さまも、「体力」が問われる夏休みとなりそうだ。

 静岡の須崎御用邸のプライベートビーチで海水浴を楽しまれたあとは、栃木・那須御用邸で過ごされることが、最近では恒例となっている皇太子ご一家。

 今回、愛子さまには大きな“目標”があるようだ。

「今年、愛子さまは那須の山登りに意欲を燃やされているようです」

 そう話してくれたのは、ある東宮職関係者。

「昨年の夏、『山の日』を祝う式典に参列した愛子さまは、その後の那須静養で、ご両親と一緒に茶臼岳と朝日岳の縦走をされました。

 しかし、秋ごろから体調不良で学校を休み、一時はかなりおやせになった。高校生になってから、5月の茨城・筑波山への遠足も体調不良で欠席されたので、体力への自信が少しなくなったようです。

 そこで今年も那須の登山に挑戦して、山好きの皇太子さまを安心させて差し上げたいのではないでしょうか」(同・関係者)

 6月ごろまでは学校を休むこともあった愛子さまだが、期末試験も受け、新しい学校生活に徐々に適応されているようだ。皇室を長年取材するジャーナリストで、文化学園大学客員教授の渡邉みどりさんは、こんな夏を提案する。

愛子さまの海外体験も期待したいですね。再来年の高3の夏は、ご両親が天皇・皇后になられた直後でお忙しくなるはずです。 

 お父さまの皇太子さま眞子さまも、中学生のときにすでにおひとりで海外でのホームステイを経験されています。愛子さまにも内親王として、そんな機会があればと思います」