中居正広

 残留組のこれからはどうか。方向性は違ってしまったが、やはり初志貫徹してきた木村拓哉。来年公開予定の、嵐の二宮和也との共演映画『検察側の罪人』はクランクアップ間近のようだ。

「別の映画撮影が始まるというのです。東野圭吾原作の『マスカレード・ホテル』という作品で、『検察側~』では検察役を演じましたが、またもやお堅い刑事役。今年で45歳だけに、ラブストーリーからは完全に離れましたね」(ワイドショースタッフ)

 また一部報道では、来年1月期のテレ朝系ドラマに内定ともいわれる。

「かつては10数社と契約するCMキングだった木村だが、今や国内では1社だけと激減。レギュラーがラジオ番組だけなので、『スマスマ』が終了してからは、明らかに求心力が低下しています。露出アップし続けることで話題作りをしていくのかも」(テレビ局関係者)

中居はジャニーさんとともにーー

 そんな木村を尻目に、解散後も変わらず露出している中居正広。脱退組を率いる“リーダー”だったはずが、翻意してまさかの残留を決めた。

森且行も参加した、昨年末の焼き肉集会の時点で、すでにジャニーズは中居残留のための“誠意”を見せていたと思いますよ。それを受けて4月、今度は中居が『スマステ』に出演した際に、香取を説得するも意思は変わらず、ということでしょうか。以降の彼らは連絡を取り合うこともなく、訣別状態にあるという声も」(芸能プロ幹部)

 ソロになった中居には、1月に『キリン氷結』のCM契約が転がり込み、4月には『中居正広のミになる図書館』(テレビ朝日系)がゴールデンに格上げ、生放送になった。

「何でも生放送は中居さんのかねてからの希望だったそう。恩師であるタモリさんや、中居さんを評価するみのもんたさんのように、いずれは帯番組の司会者をと考えているのでしょう。

 同じくテレ朝では、大好きな野球に関連した長嶋茂雄さんの密着番組の放送も企画されているそうです。

 皮肉にもSMAPが解散した今がテレビタレントとしていちばん充実しているのでは?」(テレビ局スタッフ)

 また人一倍“野心家”だという中居だけに、まだまだ波乱を引き起こしそうだ。

彼が残留を決めた一因に、育ててくれたジャニー喜多川社長への恩返しがあると聞きます。そんなジャニーさんが熱心になっているのが'20年に開催される東京五輪。

 プロモーターとしての集大成と考えているのだそう。ジャニーさんが手がけた五輪をキャスターとして中居さんが伝える。そんな夢を描いているのかもしれないですね。そして一線から退く社長とともにジャニーズ事務所を去る─。そんな気がしてなりません」(テレビ局幹部)

 元メンバーらが進む道はいばら道か、それとも─。