「女優の仕事ができなくなるんじゃないか、という不安はありましたか?」
10月9日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に出演した高畑淳子は、司会の黒柳徹子からそう尋ねられると、
「ありました。ありましたし、退かなければならないんじゃないかとも思いました」
と当時の苦悩を語った。
'16年8月に、強姦致傷容疑で息子の高畑裕太氏が逮捕(のちに不起訴)されてから1年が過ぎた。しかし、その遺恨はいまだ消えていない。
「事件が起きたのは、裕太氏が出演する映画があとワンシーンの撮影でオールアップするというときでした。共演者たちも朝方、突然“撮影ができなくなりました”と言われ、よくわからないまま騒ぎが大きくなってしまって……」(映画ライター)
同映画は、代役に戸塚純貴を据えて今年8月から撮影が再開された。
「“また予算が集まって本当にありがたい”と撮影クルーらは感謝していますが、シーンはほぼ撮り直し。使えるのは1割程度でした。出演者からは“なんで去年と同じことをしなきゃいけないんだ”という声も上がっていましたね」(前出・映画ライター)
息子の逮捕騒動により、母の淳子もまた自粛を余儀なくされた。最近は主演舞台も始まり、徐々に活動を再開させているようにも見えるが―。
「まだ情報解禁されていないですが、高畑さんは来年公開予定の映画作品に出演が決まっています。
すでに撮影ずみで、女優としては事件前と変わらないくらい、本格的な復帰をしています。彼女自身が騒動を起こしたわけではないですからね」(芸能プロ関係者)
しかし、それまで何度も出演していた『ぴったんこカン☆カン』や『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(ともにTBS系)といったテレビのバラエティー番組ではまだその姿を見せていない。
「高畑さんは、テレビに出ることによって、すでに一般人である息子さんが過剰に注目されることを気にしているんです。少し前に行われた映画の撮影中も“テレビはちょっとね……”と、漏らしていましたからね」(前出・芸能プロ関係者)
そんな高畑が最近、主戦場として手をのばし始めているというのが、『Amazonプライム・ビデオ』や『Netflix』といった外資系のネットメディアが配信するオリジナルドラマだという。
「実は彼女、配信系の映像作品への出演もいくつか決まっているんです。テレビのように不特定多数の目に触れることがなく、テレビドラマよりも出演料が高い。
さらに、ダウンロード数に応じて報酬が上乗せされる会社もあります。淳子さんは一家の大黒柱として、より高い出演料がもらえる現場で、実力派女優として勝負しようと考えているんでしょう」(動画配信サイト関係者)
新たなフィールドに果敢に挑んでいくその姿。どんなときも母は強し!!