「長い髪を上で束ねて、お団子ヘアにしている男性がいるなと思ったら、又吉さんだったんです。スマートフォンをいじりながら歩いていて、本人は周囲を気にしていませんでしたが、特徴的な髪型だったので、道行く人はみんな気づいていたんじゃないかな(笑)」(目撃した女性)
9月上旬の夕方、東京・西麻布で独特な雰囲気を醸し出しながら街中を歩いていたのは、お笑いコンビ『ピース』の又吉直樹。
「2015年に発行された小説『火花』で、お笑いタレント初の『芥川賞』を受賞したことは誰もが知るところ。累計発行部数は300万部を超えるベストセラーを記録しました。2作目の小説『劇場』も、今年5月に発売されてから3か月足らずで累計発行部数が50万部を超えています」(文芸誌編集者)
世間ではすっかり“作家・又吉”のイメージが浸透しているのだが─。
「又吉さんは売れっ子小説家になった今でも“芸人魂”を忘れていませんよ」(又吉の知人)
その証言を裏づけるように、最近の又吉は、3年前から活動拠点をアメリカのニューヨーク州に移した相方・綾部祐二の話題に触れることが多い。その理由は、コンビとしての活動を待ち望んでいるためなんだとか。
「ラジオで“綾部は自分に対して絶対的な自信がある”と話したり、最近行われたイベントで、自身が考えている生前葬のプランとして“僕が半生を朗読しているところに相方がハーレーに乗って壁を突き破って出てくる”と明かし、周囲を笑わせました。綾部さんがいつ帰国してもいいようにあえて話題にして、彼の居場所をあたためているのでしょうね」(芸能プロ関係者)
“文豪”のぶらり西麻布散歩
相方愛にあふれる又吉の日常は、こだわりに満ちている。冒頭の西麻布をぶらつく又吉は、裏通りにある隠れ家的なラーメン店『R』へ。
「『R』はグルメレビューサイト『食べログ』の評価で、六本木エリアでナンバー1の名店です。煮干しのだしにこだわったラーメンが自慢で、店のオリジナルしょうゆと仕上げの高級オリーブオイルで上品な味に仕上げています。店内には8席しかなく、昼ごろには毎日、店外まで人の列ができます」(グルメ雑誌ライター)
絶品ラーメンに舌つづみを打った後は、ほど近い喫茶店に入ってティータイム。
「又吉さんは、この店が推しているブラジルコーヒーを飲みながら、読書に集中していました。レトロな雰囲気の純喫茶なので客層も中高年が多く、誰も又吉さんに気づいていませんでしたね。ゆっくりと自分の時間に浸ることができるからなのか、最近は週に数回通っていると聞きました」(常連男性)
こだわりの“ピン活動”をのぞき見しちゃった!