元AKB48の絶対的エースで、卒業後は女優として活動している前田敦子(29)が、長年所属した太田プロダクションを2020年12月31日に退所することになった。
「太田プロには、AKBグループのOGとして大島優子、指原莉乃らがいますが、前田はトークが若干弱いためバラエティーで稼働するチャンスが指原に比べると弱かった」
とは、元太田プロスタッフ。その前田の古巣、AKBグループが今、決断を迫られているという。
「毎年、1月の中旬に、東京の神田明神でAKB48グループの合同成人式が開催されるのですが、今のところその案内は来ていませんね」
と情報番組デスク。その一方で、
「今年は例年どおりの開催は無理」(スポーツ紙芸能担当記者)
という声が漏れ伝わる。
早朝から駆けつけるファンたち
多くのメディアが集まる成人式取材。
「メディアだけなら、人数制限もできるし、“1社につき1媒体にしてください”とお願いもできる。ところが神田明神の取材現場には、多くのフアンが早朝から駆け付けます。運営側がどう頭をひねろうが、ファンの行動変容まではできない。開催すると制御できない事態を招くことは容易に想像できますから、それだったら、表向きは開催しない、という方向を模索しているようです」(前出・スポーツ紙芸能担当記者)
東京・明治神宮は、大みそかから元旦にかけての参拝を中止すると発表した。神田明神が、密を避けるために何らかの対策を打ち出すことも考えられるが、
「いちアイドルグループのために、参拝客の入場を制限するのは、なかなか難しい。最終的には、日にちをずらして、アナウンスもせずに、うちうちで成人式の参拝をして、それをオフィシャル映像、オフィシャルコメントとしてメディアに配信する形に落ち着くと思いますよ。大きなスペースで報じられないとしても、感染を避けることを最優先するしか、このご時世、ないですからね」(前出・スポーツ紙芸能担当記者)
AKB48グループに限らず、乃木坂46、ホリプロなど芸能プロダクションの多くが成人式イベントに取材陣を呼び込むのが例年の習わし。コロナ禍で、正月の風物詩も様変わりしそうだ。
〈取材・文/薮入うらら〉