ブロードウェイミュージカル『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』で主演を務める関ジャニ∞の丸山隆平

「すごい技術やなと思いました。メイクさんも衣装さんも、ミュージカル『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』の世界観を作ってくださったみなさんが。これまで、この作品にかかわってきたチームの方々がファンのみなさんにも納得していただけるように仕上げてくださって。僕もすごく気に入っています」

 2月3日から幕を開けるブロードウェイミュージカル『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』のチラシを見ながら語ってくれた関ジャニ∞の丸山隆平。今作で丸山が演じるのは、主人公のヘドウィグ。性転換手術を受けたものの股間に“アングリーインチ(怒りの1インチ)”が残ったままロックシンガーとなったヘドウィグが愛=カタワレを求める姿を描く。

「より心に染みた」ワケ

「3~4年前かな。そのころ、いろいろとありすぎて記憶があいまいなんだけど、飲食店をやっている友人がすすめてくれたのがきっかけで映画を見ました。見終わったときに、確かに彼女と共通するところって生きていくうえであるよねって感じられたことが“好きだな”と思った理由のひとつかな」

 いろいろあったと語った当時、丸山がメンバーとして所属する関ジャニ∞にはさまざまな変化があった。

「グループ活動をしていたら、よくあることなんです。でも、小学生のときから一緒にいた仲間が自分の新たな道を見つけていく。そのことを咀嚼するのに時間がかかったかな。自分自身と向き合ったり、作品に癒されたり、何にも代えがたい、すごく勉強になった時間でした」

 そんなときに出会ったからこそ、『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』はより丸山の心に残ったのかもしれない。今作でミュージカルに初挑戦することについて聞くと、

「好きな『ヘドウィグ~』がたまたまミュージカル作品だったから、ということ。“ミュージカルがやりたかった”なんて、そんな僕なんかが、おこがましい。この作品が、ミュージカルじゃなかったとしても挑戦したかった」