映画、ドラマ、イベント、企業などさまざまな“宣伝・広報”を行うPR会社が、最悪な形で自社のPRをしてしまった。
社長が女性社員を後ろから抱きしめて…
「それが『ネタもと』というPR会社です。問題となっているのは、今年9月に屋形船を貸し切って行ったという納涼祭での写真。浴衣を着た大勢の女性社員が、中心にいる男性社長を囲むように立ち、その社長の膝に女性社員が座っているのです。さらに社長は膝の上にいる女性社員を後ろから抱きしめていて……。これが“セクハラだ”と、ネットで大炎上しています」(ネットニュース編集者)
会社の名前が『ネタもと』だけに、世間の話題となる“ネタ”を提供するという、皮肉な結果に。ただ、同社はこれが初めての“炎上”ではない。
「この会社は、今年5月にも炎上しているんです。SNSのひとつである『TikTok』に会社のアカウントを持っており、そこで男性の社員2人を登場させて“どっちがタイプ?”と、女性社員たちに選ばせる投票企画を行い、これも炎上しました」(同・ネットニュース編集者)
ツイッターには
《セクハラ行為をわざわざ公開する意図がわからん》
《男女逆なら大炎上してネットニュースになってそのうちテレビでも報道されるレベルだぞ。そのぐらい想像できんのか?》
《ゾッとした…僕なら秒で辞めるなぁ…》
などと、批判する声が。
「顔や体形などの個人が持つ固有の特徴について、会社ぐるみで評価をされるというのは、差別以外の何物でもありません。これを面白いと思って投稿しているのは、相当に時代錯誤な感覚だと言えます。屋形船の写真もそうですが、社員は美男美女ばかり。新卒採用のアピールを行うSNSのようですが、外見だけが評価されるような内容に違和感しかありません」(同・ネットニュース編集者)
同社は2000年に『リアライズ』として設立され、2018年に現在の社名へと変更された。同社HPで公開されている募集要項には《採用人数は40名を予定》と記載されているが、ここにも違和感が垣間見える。
「設立して22年にとなる会社ですが、従業員は50人ほど。なのに、2022年度は25人もの新入社員が入社。SNSや会社HPに投稿されている画像には、若い女性や男性の姿ばかり。入社した人が次々と辞めているのでは……。厳しい営業ノルマが課されているのかもしれませんね」(転職エージェント)
そんな同社の社長は、どんな人物なのだろう。就職マッチングサイトに記載されている社長のプロフィールを見ると、今年で61歳。大学時代には六本木で3000人規模のイベントを主催したり、船上パーティーを開催していたと書かれている。