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ー 被害者と同じアパートに住んでいた

 

「近くの駐場にパトカーが数台停まっていて、警察官も大勢来ていた。何かあったのかなと思っていたが、あのアパートだったのね……」(近所の主婦)

 築31年、3DKで家賃は月5万円ちょっとのアパートで、

「住人の入れ替わりが激しくて、製造工場で働く外国人がいたり、法人で借りている部屋もあるみたいですよ」(同・主婦)

 17日、警視庁は東京都武蔵村山市にある同アパートに住む建設作業員の渡辺正人容疑者(49)を監禁の疑いで逮捕した。15日の朝、

 容疑者は同居していた同僚男性(40)をアパートの駐場に停めていたワゴンの後部に押し込み、不法に監禁したというのだ。

「彼らと同居していた別の同僚が、2人がいないことに気づき、会社に相談した上で、警察に通報して事件が発覚。容疑者は部屋で同僚男性に暴力を振るい、首の骨の一部が折れて意識がなくなるほどの重症を負わせています。さらにでおよそ800キロメートルにわたって連れまわし、行き着いたのは福岡県北九州市でした」(全国紙社会部記者)

被害者と同じアパートに住んでいた

 なぜ北九州なのか、それは被害男性の自宅アパートがあったというのだ。前出の主婦によると、

「事件があったアパートには東京で仕事がある時だけ住んでいて、3、4人で借りていたんだと思うよ。だから本宅は北九州なんじゃないかな」

 渡辺容疑者は北九州に着くと、同僚を自宅アパートの床に放置して、そのまま逃亡。17日、大分県別府市のコインパーキングで身柄を確保されて逮捕に至る。

 警察の取り調べに対して容疑者は、

「部屋で一緒にを飲んだ際にトラブルになり、頭を殴る蹴るなどの暴行を加えた」

 と容疑を認めている。逃亡した理由については、

「捕まる前に遊びたかった」

 と呆れた言い分を述べている。

 容疑者と被害者らはアパートでいったいどんな生活を送っていたのか。