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ー 「キムタク」呼びをイヤがっていた
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ー 木村拓哉は「芸能界のカリスマ」

 木村拓哉が50歳になった。誕生日の1週間前にあたる11月6日には『ぎふ信長まつり』に登場。46万人もの観衆を集め、キムタク人気の健在ぶりを見せつけた。

 そんな“キムタク”という愛称、定着したのは30年近く前だ。1993年の月9ドラマ『あすなろ白書』(フジテレビ系)で役者としてブレイク。竹内まりやもその盛り上がりから『今夜はHearty Party』にイケメンの代名詞として「キムタク」という歌詞を入れることを思いついたという。

「キムタク」呼びをイヤがっていた

 しかし、木村自身はそう呼ばれるのが《すごくイヤだった》と最近の雑誌で振り返っている。

《人なのに商品ぽいっていうか。店頭に並ぶ商品と同じ存在になった気がして》

 というのが、その理由だ。

 '99年の末には、自身のラジオで『キムタクのルーツを探して、2000年までに撲滅しよう』という企画を展開。竹内の曲についても、木村は当時、セリフとコーラスで協力したが「ここだけ、直してくんねぇかな」とぼやいていた。

 ところが、この企画、意外なかたちで決着する。'91年に『愛ラブSMAP!』(テレビ東京系)が始まる際、木村が「拓哉くんでーす。名付けて、キムタク」と自己紹介していたという情報が寄せられたのだ。そのリスナーいわく、木村は'95年まで自ら“キムタク”呼びをしていたという。

「ホントだとしたら、結局犯人は俺でしょ。ってことは、俺、バカじゃん」

 と、苦笑いした木村。これを機に“キムタク”呼びをあまり嫌がらなくなるわけだ。

 しかも、この時期は人生の一大転機だった。この数か月前、工藤静香と恋におち、翌年に結婚。彼には長年付き合いファンからも“公認”され、親しまれていた恋人がいたが、そういう相手よりも芸能人然とした相手を生涯の伴侶にしたことは、当時、驚きをもって迎えられた。