不倫の謝罪会見をする夫を鬼のような形相でガン見する妻。芸能史に残る“不倫の言い訳”会見を行った川崎麻世・カイヤ夫妻が、長年にわたる裁判を経て今月ついに離婚が成立した。
「今でこそ不倫は犯罪のように咎められますが、昔の芸能界はゆるかった。斉藤由貴さんとの不倫を謝罪した会見も麻世さんがカイヤさんに指示し、行ったもので完全にセルフプロデュース。鬼のような嫁がいるから仕方ない、という世間に向けた言い訳だったのでしょう。カイヤさんは不倫された上に鬼嫁扱いされて、たまったものじゃなかったのでは」(スポーツ紙記者)
親子で異なる“言い訳”
不倫謝罪会見は言い訳をして取り繕おうとすればするほど、その人の本性が見えてくる。これまで芸能人たちはどんな迷言を残してきたのか。まずは記憶に新しい今年、不倫騒動を起こした面々から。
「15年ともに歩んできたチームの出した決断ですので、そっと見守っていただけたら幸いです」 降谷建志・'23年
「やりました!」 古谷一行・'92年
ダサい!と酷評されたのがDragon Ashの降谷建志(44)。自身の不倫報道に対して妻のMEGUMIが沈黙を貫く中、一方的にインスタグラムのストーリーで離婚を発表。家族を“チーム”と表現したことも不倫した側が言うセリフじゃない、と批判を浴びる結果に。
「潔くないですよね。器が小さいというか。お父様の古谷一行さんの不倫報道があったときに“いじられて嫌だった”と告白していた降谷さんでしたが、ご自分の息子さんの気持ちを考えられないんですかね。それにお父様は不倫が発覚した際に謝罪会見を開いたのですが一切言い訳せずに“やりました!”と認め、“関係を持ったことに後悔はないが、表沙汰になったことは後悔している”と正直なコメントを残し、記者や世間から称賛されました」(前出・スポーツ紙記者)
リスペクトする父から不倫の言い訳は学ばなかったようだ。
「お付き合いということはなく、友人関係であることは間違いありません」 ベッキー'16年
嘘だらけの会見を開いて袋叩きにあったのがベッキー(当時31歳)。ここ数年、不倫報道が芸能ニュースの定番と化すようになったのはベッキーと川谷絵音の“ゲス不倫”がきっかけだろう。『週刊文春』にスクープされたが発売前夜に会見を開いたベッキーは嘘の釈明をしたのだ。
『記事にありましたように、2人でお食事に行かせていただいたこともあります。そして、お正月に長崎の(川谷の)ご実家にお邪魔したことも事実です。ただ、お付き合いということはなく、友人関係であることは間違いありません』
と先手を打って言い訳をしたのだが、翌週号の週刊文春で《友達で押し通す予定!笑》というベッキーと川谷の会見前日のLINEのやりとりが公開。
2人は完全にトドメを刺され、不倫の言い訳が見事に覆されたのだった。芸能評論家の宝泉薫さんは、
「不倫報道によって、結婚したばかりの妻の存在が公になるというお粗末な状況でしたよね。ベッキーの場合は不倫そのものよりもその裏表が明らかになったことで好感度を下げたように思います」
と、立ち回りの“ゲスさ”を指摘。