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この更新は、暴露系のインフルエンサーが拡散させた、ある噂への対抗策。その噂とは《超有名女優とドラマ共演して電撃結婚した男性歌手》が《番組共演した某NHKアナとW不倫》して《男性歌手の所属事務所が10億円を支払って記事を揉み消した》というものだ。
男性歌手が新垣の夫・星野源を指すのではと騒ぎになり、星野自身も所属事務所も完全否定。そんななか、新垣もSNSで「変化」を見せた。プロフィール部分に、こんな文章が付け足されたのだ。
《火のないところに煙が立っているようですが、いま騒がれ噂されている件に事実はひとつもありません。心配してくださっている皆様、ご心配なく》
つまり、夫の火消しの手伝いをしただけなのだが、彼女の場合、SNS更新自体が「事件」だったりもする。
というのも、このSNSが開設されたのは一昨年の8月。ただ、プロフィール部分には、
「なりすまし発生防止を目的としたアカウントです。 情報発信や本人がつぶやく予定はございません」
と、記されていた。
なぜ“沈黙”、ではなく動いたのか
実際、直後にプロフィール写真が投稿されたあと、動きは一切なし。そのスタンスからして、今回の騒ぎにもあえて沈黙する手もあったはずだ。にもかかわらず、なぜ動いたのか。
それは彼女が、スキャンダルと無縁でなくてはいけないタイプの女優だからだ。古くは吉永小百合、新しいところでは芦田愛菜がそうであるように、清純派や優等生的なイメージであり続けることが存在意義のようになっている。
しかも、新垣は結婚によってもなお、そのイメージを強化することに成功。山口百恵と三浦友和、松嶋菜々子と反町隆史のように、共演きっかけの結婚は祝福されやすいが、新垣・星野の『逃げ恥』婚は作品の内容も大きくプラスに働いていた。